『歯車』Ren.N (ページ26)

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にじゅうろくページ26

廉「小雪！なんやねんさっきの！」

小雪「失敗だぁー」

西畑「失敗ってなんやねん。ほんまどうしようかと思ったわ。」

あ「あのね、小雪ちゃん。別に邪魔するのはいいんだけど、これはクラスでがんばったことだよ？みんなに迷惑かかる。」

西畑「吉川さんは何がしたかったん？俺とAがキスしたところで何がかわるん？」

小雪「このシーンAちゃんがしたいって言い出したんだよって廉に言うつもりだっただけ。」

廉「はぁ...だけ。とかなんなん。ほんまに。」

委員「 4人とも、とりあえず裏入って。次のクラスの劇もあるから。」

委員に連れられて、裏に入ると、めずらしくぶちぎれてる結菜とそれを止めてる周りの子たちが目に入る。

あ「結菜！」

結菜「 A 」

あ「結菜落ち着いて！成功したんだから大丈夫だよ！」

結菜「なんでやねん！Aに仕掛けられて黙っとられんわ！」

結菜「瑠花と小雪ちゃん何がしたいん。みんなに迷惑かけてわけわからんわ。」

あ「いいから落ち着いて。結菜ありがと。ナレーションも助かったよ。」

結菜「ごめんな、あんなのしかできんくて。
」

あ「ほんまありがとう！廉も大ちゃんも！」

廉「まぁ... 」

西畑「いや、俺焦って何もできへんかったし。廉ほんますごいわ。セリフ1つ嫌がってた奴がな。」

あ「 2人ともアドリブすごかったよ！さすが私の幼馴染やわ！な！大成功やったし、みんながんばったんやからみんな笑顔なろーや」

そう言うと、さすが主役だな！とか、俺らのクラス最強とか盛り上がる。

廉「 A 」

あ「ん？...うわっ、えっ... 」

廉に手を引かれて、ちょっとよろめきながらも着いて行く。

かっこいいぞ廉なんて、また盛り上がる。

うるさいなんていいながら、みんなのいない裏の奥にある、部屋みたいなところに着いた。