流されて三十三回目 ページ34
眼鏡を軽く人差し指で押し上げながら部屋に入ってくる彼はやっぱりモテそうだななんて思う。
これから告ろうと思ってる人の考えることではないだろうが。
「何度か、お会いしたことがありますよね。校内で。」
その言葉に少し驚く。
私みたいな至って普通な人にことを覚えておいてくれたんだ、と。
「あ、はい。えっと呼び出しておいてなんなのですが、えっと...
す、好きです!付き合ってください!!」
よし、これでいい。これで私はまた1人じゃない。
なんだ、案外私もやっていけるのだ。
そう心の中で一息ついた。
ついた、はずだった。
「いいですよ。」
つけなかった、君の答えのせいで。
419人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なる(プロフ) - めっちゃ面白いです!!続いて欲しいな・・・ (2020年9月24日 21時) (レス) id: 37ee618d0f (このIDを非表示/違反報告)
どんたこす - 設定(表示画面)上「完結」と表示されていますが実際そうじゃないですよね 投稿頑張ってくださいね。あとを惹かれる文章となっているので自信持ってくださいね。 (2019年10月20日 23時) (レス) id: 8e3203b515 (このIDを非表示/違反報告)
キユぎつね - この微妙にシリアスがあるところいいっスね!!尊敬しまっす!姉貴ぃ!! (2019年6月14日 22時) (レス) id: 00266d32c6 (このIDを非表示/違反報告)
桜月花(プロフ) - dekuさん» ありがとうございます!無理やり29歳組を引き込みました(笑)喜んでもらえて光栄です!これからもよろしくお願いします! (2019年5月5日 20時) (レス) id: 8714acda80 (このIDを非表示/違反報告)
deku(プロフ) - 作品に引き込まれました…!!いきなりの入間さんに興奮してる今日此の頃です!!更新頑張って下さい!! (2019年5月1日 22時) (レス) id: b98b6ba213 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桜月花 | 作成日時:2019年1月28日 20時