たとえ振られたとしても。 【*名前変換オリジナル】

story.19 ページ19

Aside
　
　
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「じゃあさ､桃色ブロックなんだし桃太郎でよくね？」


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この言葉を言ったのは悠希だった。


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悠希はクラスではムードメーカ的な存在かな？


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頭もそこそこ良くて

結構モテているらしいけど


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私は全く興味ない。


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だって私はあの人だけだもん。


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そんなことを思ってたら

つい伊吹の方を見続けてしまっていた。


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私の視線に気づいたのか


伊吹もこっちを向いてくる。


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視線が重なり合う。


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たった数秒が


私にとっては1分ぐらいに感じて…


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また私から目を逸らしてしまった。


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まだなんか見られているような気がするけど


私は気にしない様子で


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「別に良いんじゃない？」


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そう悠希に言って


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何とか自分を誤魔化した。


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