初めてのクラフト ページ25
「呉服屋のシャロンと申します。この度は入団おめでとうございます。」
本部を出ていきなり話しかけられる。
「博士に頼まれていた着替えです。どうぞお受け取り下さいませ」
と、我はまた服を貰った。
「ムラには色々なお店があります。宜しければ足を運んでくださいませ。」
それだけ言って、シャロンと言う人間は去っていった。
一旦宿舎に戻り、貰った服を置いていく。
「ミノル。クラフト屋はこっちです！」
宿舎を出ると此方に向かって手を振るショウ。
慌てて後を追う。
その途中、JSNEでアルセウスに金銭について教えて貰った。
そしてクラフト屋まで辿り着いた。
「ムラでクラフトをするなら、クラフト屋さんのクラフト台です」
ほう、クラフトと言う単語のオンパレードだな(？)
「今回はあたしが材料をあげますね。所謂合格祝いです。隊長から頂いたお金は、服とか買うのに使うと良いですよ。」
そう言ってショウは赤い石と茶色い木の実をくれた。
「感謝する」
「クラフト台で作る道具…モンスターボールを選んで下さい。」
我はクラフト台に向かう。
レシピを見ながらモンスターボールを作っていく。
作業を初めて数十分…完成だ。
ショウの方を見ると、満面の笑みだった。
「初めてのクラフトですのに、見事なモンスターボールですね！」
完成したボールを翳す。加工された石が夕日に染まる。
フッ…我ながら良い出来だ。
「何度も説明しましたが、ポケモンには小さくなると言う不思議な能力が備わっています。その能力を活かしてポケモンを捕まえるのがモンスターボールなのです。」
「そして、捕まえたポケモンを記録するのがポケモン図鑑です！さあ、どうぞ！」
ラベンは我に冊子を渡した。
今はまだ数ページしかない。
ラベン曰く、我がポケモンと出会う度にページを増やして行くらしい。
「キミの為に用意したものです！『全てのポケモンと出会え』と言う使命を果たすのに役立てて下さい。」
「ああ…感謝する。」
ポーチに図鑑を入れる。
「図鑑を完成させるには図鑑タスクをこなさないと…！あたしも調査隊として、ポケモン調査に励みます…」
図鑑タスク…？
「エフィリス君！それでは図鑑タスクについて説明をするのです！原野ベースに行きましょう！と言いたい所ですが…もう遅いですね。今日はゆっくり休みましょう！」
「ああ。そうだな。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 12人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はかめふ(プロフ) - 梨夢(リム)さん» コメントありがとうございます！ポケモンとなかよくするエフィリスさんをもっと皆さんにお届けできるよう頑張ります…！ (2022年7月3日 0時) (
レス) id: 604407214b (このIDを非表示/違反報告)
梨夢(リム) - うわああ面白い！！最高です！エフィリスがポケモン可愛がっているところ癒される！ (2022年6月25日 6時) (レス) @page31 id: 850a93cfe9 (このIDを非表示/違反報告)
はかめふ(プロフ) - アリスさん» コメントありがとうございます！もし神だとしても邪神ですね(*^^*) (2022年5月24日 21時) (レス) id: 604407214b (このIDを非表示/違反報告)
アリス - まさかのラスボスを異世界転生という発想…！貴方は神ですか…？（褒め言葉） (2022年5月24日 21時) (レス) @page30 id: d52c4cdcef (このIDを非表示/違反報告)
ピカピ - 犠牲…？なるほど、そういう考えに至るのか。まぁ、エフィリスは最低30年は研究されまくった上で見世物にされてたからな…そらつらいわ (2022年4月29日 12時) (レス) @page28 id: d249900378 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
