【星のカービィ】ディスカバのラスボス、異世界転移する【レジェアル 】

初バトル ページ13

「腕くらべ…？」
我は今から試験に向かわねばならぬのに…
「はい！そうです！腕比べ！」
「しかし、今は──────「モクウッ！」
と勝手に出てきたのはモクロー。やる気に満ちた表情で相手を見ている。

「おや、貴方のポケモンはやる気みたいですよ？」
…モクローが望むのなら、仕方ない。
「その勝負、受けて立とう。」
「そう来なくては！それでは行ってきて下さい。トゲピー！」

む、初めて見るポケモンだな…とげぴぃ？
卵の様な見た目をしているな…

そして…腕くらべとは何だ？
──────と、その時、『ピロン』と音がなった。この音は─────

「やはり『JSNE』か…すまぬ。暫し待ってくれ。」
相手所か、モクローすら驚愕の表情で見てくる中、我は届いたメッセージを見る。

《アルセウス》ポケモンバトルのルール…トレーナーは自分のポケモンに指示を出し、ポケモン同士技を出し合い、最終的に相手のポケモンを倒した方が勝ちです。因みに使える技や技構成の編集はアルセウスフォンで出来ます
ポケモン、バトル…？
と、画面が切り替わり、代わりに『モクロー ♂・体当たり』や、『トゲピー ♀』と、謎の文面が出てくる。
全く意味が分からぬ…

この体当たりとはなんだ？
メッセージには指示を出すと書いてあったが…
「…まあ良い。すまなかった、もう大丈夫だ。」

「そうですか！それでは始めましょう！トゲピー、体当たり！」
その男…(ウォロと言ったか？)の掛け声と同時に、モクローに突進するトゲピー。
「モクッ！」
そしてモクローと激突。モクローは鳴き声を上げた。
これが、ポケモンバトル…？あの男同様、指示を出せば良いのか？

「モ、モクロー、体当たり…？」
「モクゥ！」
我の力ない指示にも反応してくれたモクロー。今度はモクローが攻撃をする。
よろけるトゲピー。
「トゲピー、大丈夫ですか！？」
「チャキッ…！」
しかしトゲピーは体勢を整え直した。そしてウォロが指示を出す。
体当たりはモクローに炸裂し、今度はモクローがよろける。
「モク…ッ！｣
不味い。モクローの消耗が激しい。
しかし、モクローを回復する手段は無い。
このまま攻撃を続けるしかないのだ。
「モクロー！体当たりだ！」
此処で相手を倒す…その覚悟で、我はモクローに指示する。

「モォ…クウッ！」
「チャキッ！？」
『ゴツン！』と言う音が響き、トゲピーが倒れる。


「おめでとうございます！」

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