【転生】並盛最強のシスコン雲雀さんの妹は中学生になりました

お前ら全員海のもずくにしてやろうか(殺) ページ22

お兄ちゃんは夕食のハンバーグを黙って一言も喋らずに素早く完食すると手を合わせた


雲雀「…ご馳走さま」

貴方「はい、ありがとう」

お兄ちゃんはいつも食べ終わるとちゃんとご馳走さまって言ってくれる。育ちの良さとかもあるのかもだけど…やっぱりこういうとこで人柄が出るよね。うん。意外とお兄ちゃん良い人だし優しいし

一人ほわほわしてると自分の食器を持ちキッチンへ向かう途中お兄ちゃんは私に少し笑った

雲雀「今日も美味しかったよ」

貴方「!…ありがとう!」

そう言われるのが一番嬉しい。やっぱり作った甲斐がある!って思えるしね!

そんな感じで一人ニコニコしてるのを見てお兄ちゃんは癒されてるなんて私は知らなかった

ご飯を作るのは私だけど皿洗いは交代でやってる。今日はお兄ちゃんの番だから、私はのんびりTVでも見ようとリモコンを探した

雲雀「ねえ、A」

貴方「んー？何ー？」

雲雀「風紀委員にならないかい？」

貴方「えー…え!?」

リモコンどころじゃねえ！！

私は疾風の如く兄を振り返ると兄は心底心配そうな…例えるならそう、年頃の娘を持つ父親みたいな顔をしてた

雲雀「僕は心配なんだよ、Aは優しいから今日みたいに唆されて変な人と知り合いにならないか」

貴方「別に唆されてないよ…もう」

でも風紀委員か…ちょっと面白そうかも。草壁さんにも会いたいし。

貴方「でも、風紀委員って不良ばっかりなんでしょ？それはちょっと…」

雲雀「草壁には会ったことあるだろ？草壁が大丈夫なら他も大丈夫だよ」

なんつー俺様だ…

いや僕様かな？

私は一人溜め息を吐いたけど、まあこれも良いかなと思う自分もいた

学ラン着てみたいし!!

貴方「…うん、分かった。今度ね、委員会決める時間あるって先生言ってたからそこで立候補してみるね」

雲雀「うん」

これでAを脅かすものを排除できる、と黒く笑う兄も知らず、私はただ学ラン楽しみだなぁとワクワクしてた

左腕(笑)、来る！((ツナ「何か色々違うーーー！？！？！？」→←雲雀「君は僕の嫁だよ。拒否権はない(ｷﾘﾘｯ」貴方「もうやだ」

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