シリアス_[意味:真剣] ページ14
雲雀「…随分と速い到着だね、A。もうあと一時間はあの人達と話すと思ってた」
貴方「わ、流石恭弥君。戸も開けてないのに気配で分かるんだね」
屋敷の遠く隅に追い遣られた離れの戸に立つだけで聞こえる優しい声。
私はそっと戸を開け顔を覗かせるとそこには普通の人なら無表情に見える、少しだけ優しい表情をした兄がいた
貴方「…お邪魔しますっと」
雲雀「ん。どうぞ」
一言添えてから狭い(と言っても普通の家に換算したら充分大きい)部屋に入った。そして私は縁側に座って空を見上げる恭弥君の隣に座った
暫く、お互いの間に会話もなく。続く沈黙。
いつ話を切り出そうか迷っていると恭弥君が軽く溜め息を吐いた
雲雀「…聞いたんだろ?僕のこと」
貴方「!…な、何のことやら」
雲雀「誤魔化さなくていい。さっきから態度がおかしかった。…そのくらい分かるよ」
そんなにオロオロしてたかな…いや恭弥君だから分かったのか。
貴方「…うん。聞いたよ」
私がそう答えると恭弥君は僅かに顔を歪ませた気がした
貴方「けど私、ちゃんと解ってるから。恭弥君に何の責任もないこと」
_恭弥君、私結構記憶力良いんだよ?と付け足すと恭弥君はハッとした様に顔をこちらに向けた
雲雀「…別に無理に庇わなくても」
貴方「そういう事じゃない、本当の事じゃん!…昔から責任強すぎだよ恭弥君は」
雲雀「…ごめん」
貴方「…こっちこそ。恭弥君の気持ちも知らずに。ごめん」
誤り合うとまた気まずい雰囲気が流れ始める
…恭弥君にこんな顔させたくなくて強くなろうと思ったのになあ。
まさか裏面に出るとは。
…一部だけ、話そうかな
私は溜め息を吐きながらも恭弥君に向き直ると口を開いた
貴方「恭弥君。今はまだ詳しく言えないけど…聞いて欲しい。…あれから何があったのか」
ご利用は計画的にね!→←ほわちゃああああああああああああああ((
118人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「転生」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
- !?筝処帥障c!!! c絨顄!!茯違眼!!!!!!! (2014年2月12日 18時) (レス) id: 9d9c3bdf6a (このIDを非表示/違反報告)
霧野てるみ(プロフ) - 白詰草さん» お返事遅くてすみません!面白いと言ってくださると俄然やる気が…!←でもやっぱりサブなので更新はゆっくりですが待っていてくれれば幸いです! (2013年10月30日 16時) (レス) id: c2ab0175ae (このIDを非表示/違反報告)
白詰草(プロフ) - お話面白いです!頑張って下さい(*´∀`)/楽しみに待ってます^ ^ (2013年10月26日 13時) (レス) id: 0fa294bf7d (このIDを非表示/違反報告)
舞希(プロフ) - 霧野てるみさん» 惚れて下さい←w (2013年8月19日 10時) (レス) id: cf6c27b758 (このIDを非表示/違反報告)
霧野てるみ(プロフ) - 舞希さん» そんなこと言って…もう、惚れちゃいますよ?←でもありがとうございます、自信持っていきますね! (2013年8月19日 0時) (レス) id: cfdb52cbde (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:霧野てるみ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/terumi/?w=1
作成日時:2013年6月30日 14時