【天月】仮面をとってくれたのはアナタでした･･・【歌い手】 (ページ41)

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３９音目ページ41

さっそくライブの練習を始めている
選曲も終わりいろんな人にゲストとして登場してもらう

楽しみにしているけど･･まだ心配なことだらけ
もし、歌えなかったったら声がでなかったらと思うと心配になる

天「今日も練習するんでしょ？一緒に行こう」

沙矢「いいよ。でも、その前に職員室に行ってからね」

天「分かった･･･ってそれ会長の仕事だよね!?」

沙矢「あの馬鹿･･また逃げ出した」

天「また、あそこかな」

沙矢「多分ね。それ以外のとこに言ってたら殴る」

天「怖っｗｗ」

あの日、未希さんは目を覚ました

clearが歌ったときに目を覚ましたらしい
奇跡的に記憶もちゃんとあり病室に通っている

neroも最近表情が明るい

天「本当によかったよねー」

沙矢「今度学校に連れてきてっくれるって」

天「楽しみだけど･･･リア充オーラだされたらｲﾗｯ☆ってなるよ？ｗｗ」

沙矢「私は･･生徒会室に似たようなオーラを出す二人がいるから慣れたわ」

天「あｰ･･いたね･･うん」

沙矢「練習早く行こう。これ以上考えても空しく思うだけだしねｗｗ」

天「あっ･･うん」

少し戸惑ってるように見えたが大丈夫そうなので
練習に向かうことにした

天(沙矢とそうなりたいなんて･･言えたら楽なのに･･)

沙矢「天月！早く行こう!!」

天「ごめんごめんｗｗ行こうか！」

(いつか、言って見せるよ)

沙矢「今日もたくさん歌った～」

今は帰り道
今日も天月は私の家にご飯を食べに来てくれる

ふと見た河川岸に捨て猫

沙矢「猫･･」

天「ん？あぁ捨て猫･･」

すごくやせ細っていて今にも死んでしまいそうだ
昔の自分を思い出す

沙矢「似てるな･･」

天「誰に？」

沙矢「私に」

天「そうかな？」

沙矢「私さ･･親に絶縁されてるの知ってるよね
　それ、捨てられているのと一緒なんだ」

天「･･･」

沙矢「何故か周りから期待された。尊敬されたこともある
　けど、一回失敗するとみんな失望して私から逃げていくんだ
　おかしいよね。誰も期待してなんて言ってないのに」

涙が出ているのに気がついた

親が捨てられたとき一生遊んで暮らせるほどのお金をもたせて捨てた

あの頃の私は何も食べずに体重が恐ろしく落ちてた

ハツ子に会っていなかったら私は今頃どうなっていたんだろう

天「俺さ･･･」