【天月】仮面をとってくれたのはアナタでした･･・【歌い手】 (ページ11)

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９音目ページ11

沙矢「親しき仲にも礼儀ありって知ってる？」

ハ「えっ？ちゃんと靴脱いだよ？」

沙矢「外国人か、それは礼儀じゃなく常識だバカ」

天「にぎやかだねｗ」

伊「いいじゃんか、にぎやかのほうが楽しい」

私は一方的に疲れるけどね

ハツ子は週５くらいのからりの頻度で私の家にご飯を食べにくる
少しめんどくさいと思ったけどそれはそれで楽しかったし、ちゃんと夕飯を食べるようになった

もしかしたらいつも一人で食べている私を心配した八ツ子なりの
配慮だったのかもしれない

ハ「あー久しぶりだな！ゆずちゃんの家」

ここ一か月くらいどこかに出かけていたから
来るのはたしかに久しぶりだ

沙矢「まだ作ってないからまってて」

伊「あっ手伝うよ」

天「俺も！」

沙矢「ありがとう。何を作ろうか･･」

ハ「グラタン食べたい!」

沙矢「グラタンか･･いいわよ」

ハ「私も手伝うよ」

沙矢「お願い、やめて」

ハ「えー･･」

天「どうしたの？手伝ってもらった方が･･」

沙矢「天月くん･･死にたい？」

天「えっ･･どういう･･」

伊「ハツ子は家庭的な面では不器用だからね・・・」

沙矢「包丁持ったら血だらけになるわ、焦がしてやけどするわで大変なの」

天「･･すごいね･･ある意味」

沙矢「だから、いつも座って待ってもらってるわ」

ハ「むーわかった。座っとく！」

少しふてくされた表情のままパソコンに向かい
勝手にログインし始めた

・・・なんでパスワード知ってるんだろう

沙矢「ハツ子が好きなアレ作ってあげるから機嫌直してよね」

ハ「わーい!!!ゆずちゃんだいすき！！」

子供か

天「アレって？」

沙矢「おにぎり」

伊「本当に子供だなｗ」

ハ「いいもん！別に」

ますます口調が子供になって行く
本当はわかっててやっていないか？

30分くらいですべての料理が作り終えた

沙矢「食べようか」

ハ「いっただきまーす!!」

天、伊「いただきます」

務中で食べていて笑顔になる人の顔を見るのはすきで
ハツ子との食事も楽しい

一人で食べるよりももっと楽しい
食事は楽しいってハツ子は教えてくれた

だから笑顔になる人の事をみるとハツ子を思い出し
こっちも楽しくなる

天「ん？食べないの」

沙矢「あぁ･･食べるよ、いただきます」

私は手を合わせ、食べ始めた