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イタリア人、愛してる、検索
「Ti amo」、本場イタリアでは「他人はおろか自分自身のことまで差し置いてあなたを愛します」というかなり重い意味が込められていて、夫婦間でもほとんど使われない。言ったとしても人生で一回か二回程度…。言われたら誰でも幸せの絶頂！
「へえ……凄い、知らなかった…でも日本では別にそこまで重い意味は無いと思いますよ、だから言ってもいいですか？」
「お前は…！その、オレを…あ……そう、想っているのか？」
「えー？へへ、知りたいですか？」
「い、いや、言わなくていい…！」
私から全力で顔を背けるボス。かわいい、子持ちのくせに
「でも告白の文化がないならどうやって付き合ってるとか確認するんですか？付き合ってると思ってたのに相手はそんな気なかった、とかだったらめちゃくちゃ恥ずかしくないですか？」
「通常は2、3回ほど外出を共にすれば付き合っていると考えて問題ない。そうだな…イタリア人はアプローチをかける際はひたすら相手を褒めているな…。それに対して返事が来れば成功、その気がなければ徹底的に無視をする……といったものか」
「へえ〜〜。全然知らなかっ……」
2〜3回外出を共に。褒められてそれに返事。
「な、なんか私たちって付き合ってるみたいですね〜！」
かなり、踏み抜けてる
「………当たり前だろう？」
ボスは少し怪訝そうにしつつも、ちょっとだけ照れたように返事をした。うそ、本当に？これってまさかとは思うのだけれど、やだ、ちょっと
「……つ、かぬ事をお伺いしますが…」
「なんだ？」
「も、もし……もしですよ、私が、その、口に……していいって、言ったら、ボスは…」
「…いいのか」
「もしです！もし！…するんですか」
ボスは私の意図を探っているようだった。するとハッと何かに気がついたように、少し口元を手で覆って何かを考え始めると、ボスはみるみるうちに顔を赤らめていった。ああ、なんてことだ
「…に、ほん……文化…」
「……なんということだ」
「…あの、自惚れとかでは……ない、と、思って…も…？」
ボスはフーッ、と息を吐いて、私の方へ向き直る。私もちょっと顔を上げて、なんとかボスの目を見ながら彼の言葉を待ち望む
「……お前が、オレに口元を許せば…その時は。」
「…は、はい……」
ああ、死ぬほど嬉しい。今日が私の命日だろうか
「……ところで。お前は付き合ってもいない相手とあの距離感だったのか？」
本当に命日のようである
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レイ - ディアボロ大好きなんで読んでてすごく幸せになりました...ありがとうございます、応援してますッ(*`ω´*)ゞ (2019年7月29日 3時) (
レス) id: 8c2c39cf4c (このIDを非表示/違反報告)
柊 - 今日の朝からぶっ通しで読んでました！ほんとに最高です、読んでいるこっちまで幸せな気持ちになれました！ありがとうございます！！ (2019年7月28日 12時) (レス) id: 5ad2d14ece (このIDを非表示/違反報告)
うまうま@馬犬さんに憧れて - もう……ほんとすきぃ……。とうとい、d(^q^).｡o(マジ尊い)いつも更新楽しみにしてます。前まではなんか緊張してコメントできなかったんですけど、頑張りました！続き待ってます。 (2019年7月25日 16時) (レス) id: fed8378344 (このIDを非表示/違反報告)
さとりぐ(プロフ) - あまああああああああああああああああああ死ぬ (2019年7月22日 11時) (レス) id: 87b309d9ee (このIDを非表示/違反報告)
パンバーガー - 二人がめっちゃ可愛いです！無理をしない程度の更新をしてくださいね！ (2019年7月21日 7時) (レス) id: e168a05c5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しそし | 作成日時：2019年7月18日 19時
