喧嘩 ページ6
しばらく歩くと、何人か青年が屯していた。通り道にすぎないただの階段に座り、話を繰り広げているようだ。
恐らく、この青年達ではない。
方向転換をするために足を逆向きにすると、空間に響く声がした。
「おい、この辺の殺し屋か？」
「そうっぽいな。ナイフが真っ赤だ、今日は誰を殺しに来た」
「随分と弱気な態度じゃねえか」
気付かれていた。
私と青年達の距離はかなりある。だがこの道は大きく広がっているからか、人が歩けば気付けるものだったのかもしれない。
依頼にない人は殺さない。
それが私の原則だった。
「有名な殺し屋がこんな子供のしかも女とはねぇ。一発喧嘩でもするか？」
背中から聞こえる音が大きくなる。近付いてくる足音が地面に響く。私は咄嗟に振り向いて、青年達と対峙する。
青年達は全員私に敵意を向けている。ここまでされれば、もう逃げるのは恥だ。
「…………………いいよ」
ナイフを相手の方へ掲げる。
青年達はにやりと楽しそうな笑みを浮かべた。
きっと私も、同じような顔をしていたのだろう。
お互いが足を踏み出し、地面には小さな風が巻き起こる。双方とも、双方を睨みながら駆けた。
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シグ - ありがとうございます！大体恋愛ものが人気らしいので「これは大丈夫なのか…？」と思うのですが、、、とても嬉しいです！頑張ります！ (2018年3月20日 16時) (
レス) id: 97e2b18ddc (このIDを非表示/違反報告)
kaya - 私は結構シリアス好きなので、この作品好きです！リヴァイの相棒、っていう立ち位置も好きです。更新頑張って下さい。楽しみに待ってます！ (2018年3月19日 17時) (レス) id: 26b0885e3b (このIDを非表示/違反報告)
シグ - ありがとうございます!これからさらに亀スピード更新になると思いますが頑張ります。コメントありがとうございました! (2018年3月17日 16時) (レス) id: 7881ae9fa9 (このIDを非表示/違反報告)
佰 - すごい面白いですね！続きが気になります！これからも更新頑張ってください！楽しみにしています！ (2018年3月14日 14時) (レス) id: e1e57bb127 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シグ | 作成日時：2018年3月8日 23時
