班を持つ ページ41
何年が経っただろうか。
俺は兵士長になり、班を持つよう言われ、新兵を4人班に入れた。どれも成績上位の優秀とされた新兵だった。
兵長兵長と煩い奴らだが、まあ悪くねぇ。ガキにしてはよくやる方だ。
そして、あいつはと言うと_____________
「ペトラ頑張ってね、あいつの潔癖、重症だから。嫌になったら雑巾顔面に投げ付けていいから」
「は…ははは…頑張ります…」
__________ウチの新兵をとんでもねぇ方向に育てようとしていた。ふざけんじゃねぇ。
アイツもアイツで『軍曹』とかいう役職を貰っていた。それほど嬉しくはなさそうだったが、俺が気にする意味はない。
あれから数年、俺達は共闘ぶりが有名になり、互いを『相棒』と称し始めた。
元はといえば、俺はアイツの昔なんざ全く知らねぇし、きっとアイツも俺の昔に興味は無いだろう。
何も知らねぇ。
でも、俺達は相棒になった。互いに命を預け合う関係になった。つまりは信頼の塊だ。
それだけで良かった。充分だった。
「A、てめぇも掃除しろ。何ならペトラと一緒にでもいい。早急に取り掛かれ」
「え、いいの？やったぁ」
「汚れが1つでも残っていたら………分かるな」
2人でやるなら、汚れなど残るものじゃねぇ。俺は睨んでAに告げる。
「分かりませーん！じゃあね！！」
「ッオイ！待ちやがれ！！」
随分とここも騒がしくなった。
アイツが笑うようになってから、俺が班を持ってから、俺達が…相棒になってから、だ。
今までこんな騒がしい空間は嫌いだった。寧ろ1人でいる方がよかった。だが……アイツが笑ってから、まあ悪くねぇと思った。
続けばいいと思った。
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シグ - ありがとうございます！大体恋愛ものが人気らしいので「これは大丈夫なのか…？」と思うのですが、、、とても嬉しいです！頑張ります！ (2018年3月20日 16時) (
レス) id: 97e2b18ddc (このIDを非表示/違反報告)
kaya - 私は結構シリアス好きなので、この作品好きです！リヴァイの相棒、っていう立ち位置も好きです。更新頑張って下さい。楽しみに待ってます！ (2018年3月19日 17時) (レス) id: 26b0885e3b (このIDを非表示/違反報告)
シグ - ありがとうございます!これからさらに亀スピード更新になると思いますが頑張ります。コメントありがとうございました! (2018年3月17日 16時) (レス) id: 7881ae9fa9 (このIDを非表示/違反報告)
佰 - すごい面白いですね！続きが気になります！これからも更新頑張ってください！楽しみにしています！ (2018年3月14日 14時) (レス) id: e1e57bb127 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シグ | 作成日時：2018年3月8日 23時
