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新八side



「僕ら2人、残されちゃいましたね」



結局銀さんたちは4人で行ってしまった




Aさんは今布団で寝ていて


心做しか呼吸が安定している





「僕たちは戦闘に不向きだからね...」




そう悲しそうに言う山崎さん







僕と山崎さんはどこか似ている




万事屋と真選組は


対立することはあるけれど



協力することも多い





主に銀さんがお節介焼いてるのだけれど





そして彼らも似ている



その背中にはとても大きな悲しみを背負っていて




いつも戦う時は突っ走って行ってしまう





けれど気付いた時には隣に戻っていて




またいつも通りヘラヘラしていて






「あの人たちは不器用なんで


看病するのには僕らが適任ですよ」



心配するのは意味がないなとか思い始めている





「うん
決して信頼されてない訳ではないのは分かってるよ






...でもね


僕は皆とずっと剣を握ってきたから






こういう肝心な時に隣に立てないのは

やっぱり寂しいと思ってしまうんだよ」






あぁ...そう言葉にされてしまうと


自分も同じ思いだということも分かってしまう






『...ん......』



「ッ!」

「Aさん!」




目を覚ましたようだ


身体を起こそうとするのを手伝う




『ここは...』



「真選組の屯所だよ」




僕らの顔を一瞥して

彼女は辺りをキョロキョロしている



「どうしました?」



『天パと夜兎ちゃんは...?』




「「...」」




『あ!妙さんは!?

見つかったの!!?』





正直どこまで説明するのか少し迷っていた




沖田さんのことまで言うと彼女はどう思うのだろう




でも...




「新八君、皆が僕たちをここに置いたのは



Aちゃんが起きた時に
全て話せって意味でもあると思うんだ」








やっぱり







「奇遇ですね



僕もそう思います」







僕と山崎さんの思考回路はここでも一致した

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設定タグ:銀魂 , 沖田総悟
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シルビア(プロフ) - 777さん» 52と53の銀時sideが銀魂sideになっていました。ご指摘ありがとうございます (2018年9月25日 6時) (レス) id: f87d855071 (このIDを非表示/違反報告)
777 - 銀時sideでは? (2018年9月21日 22時) (レス) id: 9808ac8bc9 (このIDを非表示/違反報告)
777 - 52の銀魂sideってなんですか? (2018年9月21日 22時) (レス) id: 9808ac8bc9 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア(プロフ) - 伝説のパンダさん» ありがとうございます!ご期待に添えるよう頑張ります (2018年9月13日 21時) (レス) id: f87d855071 (このIDを非表示/違反報告)
伝説のパンダ - とても面白かったです!続編おめでとうございます!沖田君と夢主ちゃんもどかしいですね!でも、好きです。好みです。更新応援してます!頑張って下さい! (2018年9月13日 19時) (レス) id: 7058246684 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シルビア | 作成日時:2018年9月12日 19時

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