37話 ページ39
莉犬side
配信を終え、背伸びをして椅子から立ち上がる。
部屋からでると部屋に入っていくころちゃんが見えた。
大きな音を立ててドアを閉めるのを見て
何かあったのではないかと不安な気持ちが募る。
誰かいるであろうリビングへ向かうため
階段を降りようとすると袖で目元を覆うAがいた。
「え、Aどうしたの」
Aは何も言わず俺の横を通り過ぎて行った。
「ねえ、何があったの」
そうリビングにいるなーくん、るぅとくん、ジェルくんに問い詰めた。
なーくんは落ち着いた様子で先程の出来事を話してくれた。
そういえばちゃんと見るとみんなの髪も少し乱れている。随分探し回ったのだろう。
「莉犬くんには申し訳ないけど、連絡しなかった」
「...うん」
たしかにリスナーを放置するわけにはいかないし、
それこそAは怒るだろう。
ちゃんと俺が話せていれば
こんなことにはならなかったのかもしれない。
拳を強く握りしめると、
るぅとくんが莉犬、と俺を呼んだ。
「莉犬のせいじゃないよ」
「・・・うん」
「とりあえずAが落ち着いたら話すから、
みんなはちゃんと休んで」
なーくんは任せて、というような顔で
そう言った。
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藤雪(プロフ) - あ、めっちゃ好きです。はい。すみません語彙力消え失せました。続き楽しみに待ってます。 (2020年7月29日 0時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(2せい) - ううぅ・・・切ない。 (2019年8月23日 17時) (レス) id: 0ed3f31115 (このIDを非表示/違反報告)
運子 - 気持ち悪い画像を想像したら。。。( ・_・)これからもがんばってください! (2019年8月11日 1時) (レス) id: 794c83e2e4 (このIDを非表示/違反報告)
ろっと - 更新楽しみに待ってまーす 気持ち悪い画像が分からなくて自分のバかさが。。。。。。教えて (2019年1月12日 17時) (レス) id: 9921b601f6 (このIDを非表示/違反報告)
まーぬ - めっちゃ続き気になります(´;ω;`)待ってます!更新頑張ってください! (2018年12月16日 7時) (レス) id: 57db06edbf (このIDを非表示/違反報告)
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