私の居場所【すとぷり】

22話 ページ23

その話はいつから出たのだろうか。
私たちすとぷり定番の あの企画 が始まる･･･！！


「「すとぷり48時間生放送〜！！」」


いつもより多い閲覧数とコメントの数に少し緊張しながらリレー生放送が始まった。

うちのリーダーは毎回突発的に企画を持ってくるもののそれにはもう慣れてしまった。


じゃんけんでは強い方の私は楽な時間に配信が入っていて、全員集合のスタートからゆっくり寝れる。


なんだか興奮して寝れない私は気分転換に
リビングへと向かった。






明かりがついていたのが見えたのでドアを開けると、なーくんとジェルくん、莉犬がいた。


「あれ、Aもきた」


『おうきた』


「すごい男らしい」


恐らくるぅとは配信の確認で、さとみくんは仮眠をとっているのだろう。

莉犬がころちゃんの配信をスマホで開いていたので横に座る。


相変わらず声がやぎで深夜なのに元気だ。


『みんな寝なくていいの？』


「俺もうちょっとしたら寝る〜」


ふわあ、と莉犬が欠伸をするとジェルくんも俺も、と言いながらコーヒーを飲んだ。


「俺はるぅとくん辺りまで見るかな」


そう言ってなーくんは私と莉犬にお茶を持ってきてくれた。私はなーくんの次に枠があるためまだ寝なくても平気だろう。


『じゃあ私も一緒に起きてようかな』


「え〜一緒に寝ようや〜」


『ジェルくんおやすみ』


目を潤ませるジェルくんの頭をぽん、と軽く叩くと少し頬をふくらませておやすみ！と彼は言ってリビングを出ていった。

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