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シャークん様が帰ったあと、きりやん様が医務室に入ってきた



kr「いやー、良かった良かった」


『ありがとうございました』




頭を下げると何もしてないよ、と苦笑いをしながら言うきりやん様





kr「それは2人に言ったげて、結構怒ってたから」


流石のシャークんもあんなに怒られたらねー、と言うきりやん様



どんだけなんだ、と想像し難い程の説教をシャークん様がされていたと考えると申し訳ない






『…申し訳ないです』



kr「まぁまぁ!とりあえず解決なんだし点滴変えよう!」


『とりあえず点滴変えるってなんですか…笑』




そう聞くいても気にすること無く袋を交換するきりやん様





kr「それにしても暇になるね、Aちゃん」



『でも書類ありますし…あっ、書類って自分で取りに行くんですかね?』


kr「バカなのかな?きんときがくるでしょ」



バカなんて酷い、と呟くと面白そうに笑うきりやん様





kr「意外と抜けてるよねAちゃん、可愛いなぁw」


『…どうも』




kr「いや絶対思ってないよね??」



きりやん様の馬鹿にしたような言葉に適当に返すとツッコまれた



『まさかぁ、嬉しすぎますね』




誤魔化すように目を逸らしながら言うとにやにやと笑っているきりやん様が視界の端で見える





kr「へー?可愛いって言われて嬉しすぎるんだ?」


『はいはい、そうですー……はい?』



kr「へー、言っとこ」






聞き捨てならない言葉を発するきりやん様を必死に止める




『待って下さい、誰にですか??やめて下さい』



部屋で騒いでいると医務室の扉がガラガラと開いた






嫌な予感がするが、後ろを振り返る


今おそらく1番会いたくない人がいた






話聞かれてませんように、と祈るしかない私を見て話し出すぶるーく様




br「流石にそれは可愛すぎでしょ〜!!」





…終わった






絶望の顔をしている私を見て大爆笑をするきりやん様




『違いまして、これは違うんですよ』


私の反論の声も虚しく、話が止まらないぶるーく様





br「そんなに言って欲しいならいくらでも言うのに〜!」


『ちがっ、違うんですよ』



br「うんうん、可愛いね〜!!」





これ以上何を言っても意味が無いと思い、カーテンを閉める







外で騒いでいるぶるーく様は放っておこう






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作者名:ゆり | 作成日時:2023年4月29日 22時

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