【WT】額縁に白を塗って【軍パロ】 (ページ11)

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sh｢2週間か、まだまだか｣

長いな、と呟くシャークん様

流石にそろそろ隣を気にした方がいいんじゃないか

『あ、あのシャークん様？』

sh｢てか前は1ヶ月って言ってなかったっけ、短くなったのか？｣

『シャークん様？』

この人ちゃんと耳聞こえてるのか

sh｢まぁ早く元気になれよな｣

『シャークん様！』

少し大きめに声をかけるとどうした、と平然な顔で聞かれる

いや、どうしたって…

ちらりと横を見ると笑を貼り付けながらも目が笑っていない様子のきんとき様

私が目線を移すとシャークん様もやっと気づいたかのように声をかける

sh｢おぉ、居たのか｣

kn｢…ずっと居たけどね｣

シャークんが来る前からずっと、と対抗心丸出しで話すきんとき様

sh｢…へー、全然気づかなかったや｣

…喧嘩はやめてください

そんな私の思いも虚しく、火花がバチバチと散る音がする

そしてこの状況に至るという訳で

sh｢早く書類でもしてきたら？｣

kn｢俺はすぐ終わるし、シャークんこそやってきなよ｣

いやいや俺は、と一向に収まる気配のない争いに困っているとまた扉が開いた

kr｢検査の時間でーす、って何してんの？｣

たまたま入ってきたきりやん様が喚いている2人を止める

kn｢シャークんが｣

sh｢きんときが｣

は？とお互いに敵意むき出しの様子の2人を見てため息を着くきりやん様

kr｢はいはい、検査の邪魔だから帰ってくださーい｣

kn｢ちょっと、きりやん｣

sh｢あ、おい｣

半ば強制的に医務室から2人を追い出すきりやん様

kr｢…君も大変だね｣

そう言いながらも1番大変なのは貴方では、と笑みを零した

￣