【WT】額縁に白を塗って【軍パロ】 (ページ2)

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医務室の扉が開く音がする

きりやん様だと思い、体を起こしてカーテンを開けた

sh「あ」

『え』

医務室の中にいるシャークん様と目が会い、少し固まってしまう

『…すみません、間違えました』

きっとシャークん様は別の用事で医務室に来たのだろう

冷静にそう考え、カーテンを閉めようとした

sh「俺は用があるんだけど」

そう言われ、シャークん様の手によって閉めかけたカーテンが開けられる

用ってなんだ、怖すぎる

そんな不安まみれになった私をじっと見つめるシャークん様

少しの間沈黙が流れる

口を開いたのはシャークん様だった

sh「…調子どう」

思わず聞き返したくなる言葉に違和感しかないが、何とか疑問を飲み込んで答える

『元気です』

sh「…そ」

頭を搔きながら目線を泳がせるシャークん様

sh「っあー、その何というか…すまんかった」

突然の謝罪に戸惑う私を置いて話をされる

sh「急に刺して…痛かったよな、すまん」

前とは見違えるほどの素直さに自身の目を疑うが、やっぱりシャークん様だ

『…いえ、ちょっとチクッとしたぐらいです』

そう言うと少し笑いながら言われた

sh「それは嘘だろ、」

『…それは嘘かもしれません』

流石にな、と笑うシャークん様

私としては、前との変わりように何かあったのか気になって仕方がないのだが

『…何かありましたか』

sh「ん？別に。」

でも、と話し始めるシャークん様

sh「ぶるーくときんときからめっちゃ怒られたっていうか…まぁ俺が悪いんだけど」

アイツらがあんなに怒るなんて珍しいからさ、と少し笑いながら言うシャークん様

sh「とりあえずあいつら信じてお前も信じようかな、って」

『それは…ありがとうございます、？』

そう言うとなんで疑問形なんだよ、とまた笑われてしまった

こんなにもシャークん様を変えてしまうなんて、きんとき様とぶるーく様の力は大きかったのだなと思う

sh「…まぁまた来るわ」

じゃあな、と言って医務室から出ていくシャークん様

とりあえず一件落着という事で良いだろうか

ぶるーく様ときんとき様には感謝しかない

￣