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金城ｓｉｄｅ
医師の話を聞いた後、すぐに京都にいるという姫の親御さんに連絡を入れた。
姫は自転車部に入ったことは伝えていたようだが、インターハイに出ることは伝えていなかったようで、とても驚いていた。
母親が電話口で穏やかな口調で『そうですか。ご連絡ありがとうございます』と答えて、最後には『あの子のこと、どうかよろしくお願いしますね』と言われ、俺は通話を切る。
明日のインターハイ３日目、姫は棄権にするか、俺は悩んだ。
気を失ったのは、あの小さな体に過度な負担をかけて、極度の疲労状態だったからだ。
問題は････姫の、足の故障･･･。
軽いアキレス腱炎と診断された。
軽度のものだが、無理をすればアキレス腱断裂に繋がる可能性もある。
話を一緒に聞いていた田所、手嶋、青八木は静かに眉を寄せていた。
俺が･･･、俺が無理をさせた････。
確かにあの時、姫は俺のオーダーを破り力を使ったが、止めようと思えば、きっと止められたはずだ。
あの小さな体を、大の男の俺が止められないはずがなかったんだ。
姫･･･、お前が俺たちをインターハイレースで一番にゴールへと言ってくれた時、本当に嬉しかった。
俺は、俺たちは、姫の力に頼りきっていたのかもしれない。
過度の期待が今回の怪我に繋がった。
足の故障は長い時間をかけてリハビリしなければならない。
古賀も足の故障で１年近い時間をリハビリに費やして苦しんでいる。
もし明日のレースに姫を出して、何かあったら･･･姫は･･･、来年、走れるのか･･･？
「･････っ。すまない････っ！」
姫は、足が無くなってもいいと明日のレースを出たがるだろう。
俺は、主将として、それを拒まなければならない。
だが･･･、姫の意思は確認する必要がある。
病室の前まで戻ると、中から話し声が聞えて、姫が目を覚ましたのだろうと予想できた。
話さなければならないが、姫はどんな反応を見せるのか、そう考えると怖いと感じる。
総北の重責を背負わせてしまった結果がこれなのだから、出来れば真実を話して説得をしたいと思う･･･。
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瑠璃色の夢(プロフ) - 佐藤悠真さん» 嬉しい感想ありがとうございます＾＾何度も評価出来ないことを初めて知りました（汗）応援ありがとうございます♪今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2020年4月25日 1時) (
レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤悠真(プロフ) - このお話大好きでいつも閲覧させてもらってます。でもそこに襲いかかってくるのが評価は一度しかできないという冷たい現実…(泣)いつも応援してます！更新頑張ってください！ (2020年4月25日 0時) (レス) id: 44efc3fddb (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - みー姉さん» 嬉しい感想ありがとうございます＾＾好きの一言にたくさんの気持ちが篭っているのを感じてとても嬉しくなりました。その一言で十分です！今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2020年4月24日 1時) (レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
みー姉 - 好きです。私もローディーで…とか最初から読んでます…とか、初コメですとか、色々言いたい事はあったはずなのですが、頭悪い感想しかなくなりました。好きです。 (2020年4月24日 0時) (レス) id: fdbf7ce13f (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - Lienさん» 嬉しいコメントありがとうございます♪何度も読み返してくださっていると聞いて心がポカポカになりました＾＾頑張って続けていきますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2020年4月2日 17時) (レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2019年12月17日 2時
