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鳴子くんが真っ直ぐ前を向いたまま口を開く。
「姫、小野田くん。覚えとるか？このインターハイのスタートの時に、ワイが話した理想のゴール！」
「それって･･･。今泉くんと鳴子くんと姫と･･･。うんっ」
「うん･･･。覚えてるよ･･･」
私と小野田くんが頷くと、鳴子くんは楽しそうに笑い声をあげた。
「嬉しいでワイは。インターハイ３日目。お互い生き残って一緒にゴールを目指せるんやからな！それだけでも･･･っ」
鳴子くんの言葉に、どんどん力が沸いてくる。
うん、うん･･･っ、そうだよね･･･。
私を３日目のこの場所に立たせてくれたみんなにありがとうって言いたい。
だけど、今は言わない。
インターハイが終わったら、みんなにちゃんとありがとうって言おう。
いっぱいありがとうと、ごめんなさいを伝えよう。
スタートへのカウントダウンが聞こえる･･･。
５、４、３、２、１････。
箱学と京都伏見と同時に、田所先輩、巻島先輩、鳴子くん、小野田くん。
みんなで一斉に飛び出した。
まだ午前中なのに、もう気温が上がって暑い。
まずは金城先輩と今泉くんに追いつかないと･･･。
そう思っていたら突然前を走っていた小野田くんと私の間に東堂さんが入って、後ろに真波くんが着いた。
驚いて東堂さんを見ると、ニヤリと笑った東堂さんと目が合った。
「交渉成立だよ！姫！」
「やあ！姫ちゃん！」
「ぇ･･？ぁ･･･？」
あわあわしていると、田所先輩が楽しそうに口を開く。
「へっ！協調だよ！」
「きょ･･･協調･･･ですか？」
私が呆然とオウム返しすると、東堂さんが説明してくれて、荒北さんがムスっとしながら口を開いた。
「目的が同じ。或いは敵が同じ場合、チーム間の垣根を越えて協力し合って走る」
「･･･たくよー。こういうの嫌いなんだよ！」
「はははっ。ロードレースのセオリーだ！」
田所先輩は楽しそう。
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瑠璃色の夢(プロフ) - 佐藤悠真さん» 嬉しい感想ありがとうございます＾＾何度も評価出来ないことを初めて知りました（汗）応援ありがとうございます♪今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2020年4月25日 1時) (
レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤悠真(プロフ) - このお話大好きでいつも閲覧させてもらってます。でもそこに襲いかかってくるのが評価は一度しかできないという冷たい現実…(泣)いつも応援してます！更新頑張ってください！ (2020年4月25日 0時) (レス) id: 44efc3fddb (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - みー姉さん» 嬉しい感想ありがとうございます＾＾好きの一言にたくさんの気持ちが篭っているのを感じてとても嬉しくなりました。その一言で十分です！今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2020年4月24日 1時) (レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
みー姉 - 好きです。私もローディーで…とか最初から読んでます…とか、初コメですとか、色々言いたい事はあったはずなのですが、頭悪い感想しかなくなりました。好きです。 (2020年4月24日 0時) (レス) id: fdbf7ce13f (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - Lienさん» 嬉しいコメントありがとうございます♪何度も読み返してくださっていると聞いて心がポカポカになりました＾＾頑張って続けていきますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2020年4月2日 17時) (レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2019年12月17日 2時
