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お風呂から上がると、手嶋先輩と青八木先輩は何故かご機嫌だった。
少しの時間、私の参加出来なかった１０００キロ走破合宿の間の面白いお話とかをお話してくれる。
その後、私の箱学の４日間のことを聞かれたけど、練習のあった３日連続の私の失態を何故か先輩たちが知っていて驚いたよ。
明日は早いからと夜の１０時を過ぎてベッドに横になる。
私を挟んで青八木先輩も手嶋先輩も横を向いて仰向けの私の方を向いてくれて、私の手を握ってくれた。
セミダブルのベッドは３人だと少し狭いかもだけど、今はこの距離感が心地いいと思う。
「先輩･･･。私、インターハイ、全力で頑張りますね･･･」
「無茶はするなよ･･･？田所さんたち３年がいるんだ。大丈夫だ」
「･･･ん。姫は、伸び伸び。楽しんで」
そう言ってもらえたことで、無意識に入っていた肩の力を抜くことが出来た。
はふっと息をつくと、手嶋先輩がフッと微笑む気配がして見ると、手嶋先輩は嬉しそうに顔をくしゃりと崩して笑っている。
「姫は凄いな。下地の出来てる小野田と違って、まったくの初心者で努力して強くなってる」
「強く･･･？私が･･･ですか･･･？」
「･･･ん。姫の凄いところ、あの翼じゃない」
「ああ。あれも凄いけど、姫のその想いが３年とあいつら１年を支えてるんだぜ？」
私の想いが、みんなを支えている。
どうして手嶋先輩と青八木先輩は、いつも私の心をすくい上げてくれるんだろう。
あのプールで溺れた時みたいに、ゆっくりと沈んでいく、息も出来ない私を水面に押し上げて、たくさんの酸素を送ってくれる。
呼吸の仕方さえ忘れている私に、ゆっくりと深呼吸させてくれるみたいに。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
大好きです。
先輩たちのことが、とても大好きです。
「手嶋先輩、青八木先輩･･･。大好きです」
「「っっ！」」
深呼吸できた私の心と体はゆっくりと夢の世界に落ちていく。
だけど、たった１％でもいいから、私の気持ちが届けばいいと思った。
「とても、すき････です･･･」
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» 嬉しい感想ありがとうございます＾＾メロメロ･･･なんて素敵なお言葉でしょう（嬉）そしていつも温かいお言葉とても励みになります。今後も頑張ってまいりますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年12月24日 19時) (
レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 姫ちゃんはどうなってしまうのか、次回が気になっちゃいます！荒北さんの誤解がとけて良かったです♪皆さん姫ちゃんにメロメロですね！更新頑張って下さい*^^* (2019年12月24日 12時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - Mayuさん» 嬉しいコメントありがとうございます＾＾大好きと言っていただけてとても励みになります♪今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年12月17日 2時) (レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
Mayu(プロフ) - 第9期，お疲れ様でした！瑠璃さんの作品，大好きです！これからも頑張って下さい。応援してます！ (2019年12月16日 15時) (レス) id: bf6e64c20c (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - ふたばさん» ありがとうございます＾＾ゆっくり構想を練りたいと思います。いつも励みになっております(*^^*) (2019年12月16日 4時) (レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2019年10月7日 6時
