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あの後、私の更衣室から福富さんが着替えとか荷物とかを持って来てくれて、私は荒北さんに車の後ろの席に乗せてもらった。
離れ際に荒北さんは、本当に真剣な表情で『あんま心配かけんな』と囁いた。
小さく『ごめんなさい』と謝って頷くと、頷き返して車に背を向けて行ってしまう。
福富さんは開けられたドアから荷物を入れてくれた。
「今日はよく着いてきたな。だが自分の限界を姫はまだ分かっていない。俺も見誤ってしまった。すまない」
「い、いえ。最後まで頑張れなくてごめんなさいでした･･･。あ、明日からはもっと頑張ります･･･っ」
そうお返事すると、福富さんは口元に微笑みを浮かべて『頑張るのはいい。頑張り過ぎるな』と言ってくれた。
東堂さんが私の隣りの席に座って肩に腕を回して支えてくれると、長澤さんは運転席に乗って車が動き出す。
まだふわふわする体を東堂さんの肩にもたれて甘えさせてもらいながら思う。
「東堂さん。私、いつも皆さんにご迷惑ばかりかけちゃってますね･･･」
「ふむ、そうだな。心配はしているな。だが迷惑をかけられた覚えなどない」
フッと微笑む気配がして見上げると、東堂さんは目を細めてすぐ下にある私の顔を見つめていた。
「私･･･。もっと強くなりたいです。何が起こっても、動じないくらい･･･。私の心は、弱すぎて･･･」
「いいのではないか？それで」
「え･･･？」
「金城が言っていたよ。総北は支え合うチームなのだろう？姫の心が弱いのならば、周りが強くなればいい。それだけの話なのだよ」
東堂さんの言っている言葉は理解できる･･･。
私だって総北の誰かが苦しかったら、支えたいと思うから。
だけど･･･。
「でも、それだと、私は弱いままで･･･みんなの足を引っ張るお荷物にしかなれない･･･です･･･」
「姫がお荷物？何故そう思うのか俺には分からんよ。総北の考えていることは分からぬが、俺たち箱学ならば姫が居てくれるだけで力になるがな」
「私がいると･･･力に･･･ですか？」
呆然と東堂さんを見つめていると、東堂さんは自信満々の笑みで頷いてくれた。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» 素敵な感想ありがとうございます＾＾癒しになっているとお聞き出来て本当に嬉しいです♪今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年10月29日 20時) (
レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 皆さんイケメンですね!ここに来るととても癒されます。姫ちゃん可愛すぎる！！ (2019年10月29日 20時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - ％さん» 嬉しい感想ありがとうございます＾＾気持ちを打ち明ける時期、どうしましょうね（汗）誰か１人が個別で飛び出しちゃわないように調整しながら悩みたいと思います★今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年10月6日 10時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
％ - んんんんんっ！手嶋先輩も青八木先輩もイケメンですね！さて、いつ姫ちゃんに自分の心を打ち明けるのでしょう…？（ニコニコ） (2019年10月6日 10時) (レス) id: 02aec80553 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - かあさん» 嬉しい感想ありがとうございます＾＾チーム２人はこんなところでもバッチリいいお仕事してくれますね（笑）今後も頑張ってまいりますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年10月4日 12時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2019年8月15日 18時
