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インターハイ県予選の会場に到着すると、すぐに受付に総北高校が到着したという報告ににぃさまが行ってくれたので、私たちは準備されたテントに向かった。
先に私が中で着替えさせてもらって、テントの外の先輩たちに声をかけると、総北ジャージを着た私の姿を見て先輩達は口元を綻ばせた。
恐る恐る金城先輩の近くまで行って見上げて不安を口に出してしまった。
「あ、あの。へ、変じゃないですか･･･？大丈夫、でしょうか･･･？」
「ああ。よく似合っている」
「あ、ありがとう、ございます･･･っ」
ジャージの上から胸を撫で下ろしてホッとしていると、先輩たちは私の頭を撫でてから着替えをするためにテントに入っていった。
まだにぃさまは戻ってきていないから、先にテントの外に運ばれていたクーラーボックスからスポーツドリンクを取り出して先輩たちと私のボトルに注いでいると、後ろから誰かに肩を掴まれて振り向かされてしまう。
「････きゃっ！？」
「あんた･･･。なんで総北のジャージ着てるんや･･･？しかも、女･･･。外人？てか子供ちがうん？」
強く掴まれている肩が痛くて、生理的な涙がじわりと浮かんだ。
目の前には小柄な、青八木先輩くらいの体格の紫と白のジャージを着た短髪の男の人がいる。
だ、誰、この人･･･？
鳴子くんとは違う関西よりのイントネーション･･･、ううん、もっと馴染のある、京都の･･･？
心の奥に封印していた嫌な過去の出来事が溢れ出して声が出ない。
足が竦んで逃げ出すことも出来ずにきゅっと目を閉じると、ふっと肩を掴んでいた手の体温が無くなって、恐る恐る目を開ける。
目の前には、男の人の手首を掴んで怖い顔で見下ろしているにぃさまがいた。
「に、ぃさま･･･？」
「痛いっ痛い！何するんっ？」
「それはこっちのセリフだ、ボケが。俺の可愛いお姫様に何してくれやがんの。なぁ？」
ギリギリと音がしそうなほど手首を掴んでいるにぃさまを見て、ハッとしてしまった。
この人ロードレースのジャージは着ていないけど、明らかにどこかの高校のジャージだよね。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» 素敵な感想をありがとうございます＾＾状態異常という表現に嬉しすぎて笑っちゃいました（笑）神･･･なんて素敵なお言葉いただけるなんて光栄です＞＜今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年10月29日 3時) (
レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 荒北さん(箱学メンバー)との合宿、最高すぎて“悶える”という状態異常にかかりっぱなしでした＾＾この作品神がっかてます！ (2019年10月28日 22時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - ソラさん» いつも感想ありがとうございます＾＾たくさんコメント頂けて嬉しい限りです♪何度も読み返してくださって感激です！推しが決まらない内はブレブレでいろんな方に愛していただきますね★今後ともよろしくお願いいたします('-'*) (2019年8月4日 1時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 何度もコメすみません(^^;) 荒北さんのお姫様抱っこに触発されてまた1話から全部読んできちゃいました（≧∇≦）何度めかな笑。読むページによって推しが変わりますが姫ちゃん可愛い過ぎますね。箱学の押せ押せ楽しみにしていますね(^ ^) (2019年8月3日 18時) (レス) id: c7e90ea51e (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - 的場琳さん» 嬉しい感想ありがとうございます('-'*)総北陣の大人しさが際立つ箱学の押せ押せを執筆できればと思います。今後も頑張っていきますのでよろしくお願いいたします＾＾ (2019年7月30日 21時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2019年5月31日 2時
