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巻島先輩と金城先輩も、昨日の手嶋先輩と青八木先輩のように私の手を繋いでくれている。
今度はお部屋は暗くしないで豆電球をつけてくれていて、両隣りに視線を向けると先輩たちの顔が見えて安心した。
まだ2人は目を開けていて起きているのが分かる。
「ごめんなさい･･･」
「いや、こちらの配慮が足りなかった。すまなかったな･･･」
今度は弱々しくてもちゃんと声を出すことが出来てホッとした。
何故か金城先輩が謝ってくれて不思議に思って金城先輩を見ると視線が絡む。
「俺たちは男だ。その事実は覆らない。巻島から姫が寂しがっていると聞いた時も、俺たち男が傍で眠るのは怖がらせると思った。あんなことがあった後だからな･･･。だが･･･それが逆に姫の負担に繋がるとは思っていなかった･･･。すまない」
「いえ･･･。私も、大丈夫だと、思っていたんです･･･。荒北さんにも言ったのですけど･･･」
「荒北に･･･？今朝の叱られたって話っショ」
「はい･･･。私は、総北の自転車部の皆さんのことを、とても信頼していて･･･。1年生や、先輩たちが、その、今日みたいなこと、しないって･･･。そんなこと絶対、起こらないって、自信があるんです･･･。信じていますから･･･」
「傷つけるつもりは毛頭ない･･･」
「ふふ。はい･･･。だから、先輩たちのことだけは、怖くないです。こうしてもらって、安心、します･･･」
さっきまで、あんなに不安だったのに、巻島先輩の少し低めの体温と、金城先輩の温かい体温を感じていると、安心してしまって急に睡魔が降りてくる。
もっと、先輩たちとお話していたいのに、小さく『それは良かったっショ』という巻島先輩の柔らかな声にも反応出来ずに私は意識を手放してしまった。
起こってしまったことをやり直すことは出来ないけれど、それでも先輩たちは私の心を護ってくれるから、私はまた、こうして安心して目を閉じることができるんだ･･･。
私は、やっぱり依存しているのかもしれない。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» いつも感想ありがとうございます＾＾こんなに遅い時間にまで読み進めてくださっていたのだと感動してしまいました★毎日１話更新しておりますのでご無理なさらず読んでくださると嬉しいです♪今後ともよろしくお願いいたします(*^^*)因みにこの時間が執筆構想時間です★ (2019年8月14日 1時) (
レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 今回のお話では涙目になってしまうシーンがあったり、ほわほわするお話もあってとっても楽しめました♪次も頑張って下さいね！ (2019年8月14日 1時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - az☆azさん» 嬉しい感想ありがとうございます＾＾弱虫姫箱学偏も楽しそうですね♪この小説が落ち着いたら書いてみたいと思います！今後も頑張っていきますのでよろしくお願いいたします＾＾ (2019年7月14日 23時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
az☆az(プロフ) - とっても面白いです！箱学として通ってる姫も読んでみたいです！お時間の方があればよろしくお願いしますm(_ _)m更新頑張ってください！ (2019年7月14日 23時) (レス) id: 22cdeb44e5 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - 猫柳さん» 嬉しいコメントありがとうございます＾＾とても励みになります♪毎日更新頑張りますので今後ともよろしくお願いいたします＾＾ (2018年12月29日 1時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2018年12月14日 0時
