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アルの見た目はリクやカイたちより少し小柄ですが、それでも２ｍ５０ｃｍくらいはあって、白髪に白い耳を持った獣人さんでした。
細い銀縁のフレームの眼鏡は草食系の獣人のような柔らかな笑顔のアルにはとても似合っています。
アルはまたもやシーツの中に潜り込んでしまったるうに、くすりと柔らかな笑みを向けてベッドの脇まで進むと、両膝をついた状態でベッドに頬杖をついて、頭だと思われる部分を片方を伸ばし人差し指でつんと突いてきました。
ぴくりと震えたシーツから、またまたソロリと鼻から上を出してベッドサイドのアルに目を向けたるうは、はちみつ色の瞳を見開いて固まってしまいます。
アルもこっそりと顔を出して見せてくれたるうを見て、『おや』と驚いた顔をしていますが、１番混乱しているのはやはりるうのようでした。
るうが驚いて膝をついていてもまだまだ高いアルを見上げているのだけど、見ているのはアルの頭の上でぴくぴくと動く耳です。
優しい雰囲気の青年の白くさらさらとした髪より更にもう少し上、そこにあったのはるうの知っている紛れもないウサギの耳でした。
「う･･･しゃぎ、しゃん？」
鈴が鳴ったような可愛らしい声のるうに、意思疎通が出来るのだと驚いたアルでしたが、ふわりと優しげに微笑みます。
「ええ、そうですよ。僕はうさぎさんです。兎族のアルといいます。よろしくお願いしますね？ルナー様」
「うぞく･･･？うしゃぎしゃんの、ありゅ？」
「アル。自己紹介は後にしろ」
「っっ！」
ガバっ！！
リクが自己紹介をストップしたことで、るうは自分が今、どういう状況なのかを思い出して、慌ててシーツをガバリと被ります。
無言で何てことをしてくれたのだとアルの絶対零度の視線を受けてしまったリクは、しまったという苦い顔をして、邪魔するなら出て行けというように親指を扉に向けたアルに渋々追い出されてしまいました。
ナミは元々早くるうを診てもらいたかったのでリクと共に退室ました。
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ダリア - やはり貴方様の書く作品は迚素晴らしい物ですね!るうちゃん物凄く好きです!可愛い!登場人物は全員好きになってしまいました!! (2022年9月15日 3時) (
レス) @page50 id: d57692a101 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - やほ子さん» 読んでくださっていたのですね。ありがとうございます！今は繁忙期で少し忙しくて更新が遅いですが今後もよろしくお願いします＾＾ (2021年3月17日 0時) (レス) id: ef139e1273 (このIDを非表示/違反報告)
やほ子(プロフ) - 瑠璃色の夢さん» なるほど！！私少し前に読んでました！リメイク版が見れるなんてうれしいです！ (2021年3月16日 21時) (レス) id: d9cd79b552 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - やほ子さん» コメントありがとうございます。こちらは以前別サイトで投稿していた小説のリメイク版になります＾＾現在は瑠璃色の夢という名でしていますが以前は瑠璃夢という名で投稿しておりました。 (2021年3月16日 15時) (レス) id: ef139e1273 (このIDを非表示/違反報告)
やほ子(プロフ) - この小説他のサイトにも投稿してらっしゃったりしますか？ (2021年3月16日 14時) (レス) id: d9cd79b552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2020年1月29日 16時
