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リクはカイと視線を交わらせると、ポツリと呟きました。




「ああ・・・。痛ましい事件だったな。今でもあの頃の爪痕は各地に名残があるからな」

「そうですね・・・。ですがあれは、どちらかを選択しなければならなかったのです。ですがそれでも、我々の判断は神を怒らせてしまったようですね」




リクとカイは俯きがちにぽつりぽつりと会話を続けますが、その表情はるうの起きていた時とはまったく違うものでした。




「あんな歴史はもう二度と繰り返さないと誓った。もう決して間違えてはいけない」

「はい。私たちはルナーを、るうを護る義務があります。この命に代えても。そのための竜騎士であり、守人なのですから・・・」



カイとリクは視線を合わせて静かに頷きあいますが、その時カイより聴覚の勝っているリクがピクリと反応しました。



■■■■■



少し時間は遡り、リクとカイが話し合っていた頃、薄暗くランプを消された部屋で、すやすやと眠っていたはずのるうでしたが、ピクリと睫毛を震わせた後、ゆっくりと目覚めました。




「んぅ・・・。り、きゅ・・・?」




むくりと体を起こして、くしくしと瞼を擦った後、夜目の利かないるうは、キョロキョロと周りを見渡しましたが人がいる気配はありませんでした。

大きなベッドからもそもそと滑り降りて裸足でぺたぺたと大きな扉に向かうと、重たい扉をなんとか開いて廊下に顔を覗かせてみます。




「りきゅ・・・。かい・・・。いにゃい・・・?」




急に不安に襲われて暗い部屋でランプを灯すことも出来ずにふるりと震えると、暗い部屋より幾分か明るい廊下に足を踏み出してみました。

リクもカイもるうのいた部屋からそう遠くない3部屋ほど隣りで話していたのです。

ですが、この屋敷の部屋を把握できていないるうにとっては、この屋敷にというよりも、この世界に独りきりにされてしまった錯覚さえ起こしていたのです。

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作品ジャンル:ファンタジー
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瑠璃色の夢(プロフ) - kuroさん» いつも嬉しいお言葉とお心遣いありがとうございます^^そうですよね。マイペースで頑張っていきたいと思います♪今後もよろしくお願いいたします(*^^*) (3月24日 20時) (レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
kuro(プロフ) - いつも楽しみにさせてもらってます!作品を作るのは大変ですがご自分のペースで頑張って下さい!楽しみと応援してます! (3月24日 19時) (レス) id: 922f0caa1e (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - アメフラシさん» 楽しみにお待ちしておりますね♪よろしくお願いいたします(*^^*) (3月20日 16時) (レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
アメフラシ(プロフ) - 瑠璃色の夢さん» ありがとうございます!可愛く描けるよう頑張ります(`・ω・´) (3月20日 15時) (レス) id: c908177129 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - アメフラシさん» 嬉しい感想をありがとうございます^^わあ!それはとても嬉しいです♪是非お願いいたします(*^^*) (3月20日 14時) (レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑠璃色の夢 | 作成日時:2020年1月29日 16時

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