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「今泉く、ん。お、おめでとう。やっぱり、凄いなぁ･･･。はぁ」
「っ！姫の方が、すごいさ･･･」
「鳴子、くん。私、鳴子くんの、背中が見えて、嬉しかった、の･･･」
「･･･っ。ワイも、ワイも姫がこんなに頑張ってたんやって、知れてよかったわ･･･っ！！ほんま、ありがとうなっっ」
青八木先輩にだっこされて、手嶋先輩は私の自転車を支えて隣りにいてくれている。
２人の顔を見上げて、へにゃりと情けない泣き顔で笑ってしまったけど、２人ともすごく満足そうに頷いてくれていた。
「せんぱ、い。ありがとう、でした･･･っ。私、すごく楽しくて、嬉しかった、です･･･」
「ああ。本当に良くやったよ！」
「･･･お疲れ様。息、整えて」
「は、はい･･･」
青八木先輩におろしてもらうと、足がガクガクと震えている。
限界まで頑張れた証拠だと思う。
そのままペタリと座り込んで深呼吸をしていると、金城先輩たちが車から降りてきた。
「よく頑張ったな」
「本当に凄ぇっショ」
「ったくよぉっ。俺まで力んじまったぜっ！」
「は、はい。何とか、走りきれました･･･」
先輩たちを見上げて笑顔で言うと、後ろから恰幅のいい外人さんが歩いてきた。
パチパチと手を叩いて、ニコニコしているおじさん。
「レディ・クリス。スバラシイ、走りデシタ！」
「えっ？あ、ありがとう、ございます」
「姫。こちらは総北自転車競技部の監督のピエール先生だ」
「か、監督、さん･･･」
そ、そうだよね。
高校の部活動なんだから、監督の先生がいるはずだよね。
どうして考えもしなかったんだろう。
ハッハッハと軽快に笑うおじさん、ではなく、ピエール先生を見ながら、自分の至らなさに呆然とした。
結局この後、足腰が立たず、寒崎のにぃさまに学校まで自転車と共に運んでもらうことになってしまって、ぎゅうぎゅう詰めの車の中で巻島先輩の膝に乗せられるという恥ずかしい状況になった･･･。
巻島先輩、お尻に敷いちゃってごめんなさい･･･。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» コメントありがとうございます＾＾不快だなんてとんでもないですよ。こうして読んでくださる方がいるんだと再認識出来て、とても励みになります(*^^*)ありがとうございます♪ (2019年8月13日 19時) (
レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 此方こそ、よろしくです。コメントは数回しかしたことがないので不快な気分にさせてしまうかもしれないのですが(._.) (2019年8月13日 16時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» 1期に続いて２期も感想頂けるなんて感激です＾＾狂喜乱舞という表現にとてもテンションが上がっております。今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします＾＾ (2019年8月13日 4時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 心が...狂喜乱舞しました。もう、本当に...最っ高です！ (2019年8月13日 3時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - YAMASAさん» 感想ありがとうございます＾＾舞台版も面白いですよね。応援ありがとうございます♪頑張りますね！ (2018年11月4日 5時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2018年10月29日 21時
