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すると今度は巻島さんが金城さんに雑誌を差し出してどうしようもない事を言い出した。
「これは俺からの見舞いっショ！姫もこれを見たらいろんな意味で成長できると思うショ」
「･･･巻島。気持ちだけ伝えておこう」
「ショ！？」
グラビアなんて見舞いに持っていって姫にどうしろと･･･。
案外いろいろ気にしてて落ち込むかもしれない･･･。
って俺が失礼なこと考えてどうすんだよ！
そんな思考を追い払って俺も早いとこ制服に着替えて姫のマンションに向かおうと考えてから、ああ、そういえばＴシャツないんだったと思い出す。
帰るまでならいいかとそのまま制服のＹシャツを羽織ってボタンをとめていると、後ろから声をかけられた。
「手嶋さん」
「･･･なんだ？」
今泉の声に振り向いて、じっと見つめると、さっきよりも目つきも穏やかなものに変わっていることに気づいた。
「さっきは･･･。すみませんでした」
「･･･それは、何に対しての謝罪だ･･･？先輩の俺に対する態度への謝罪か。それとも姫を侮辱したことへの謝罪か･･･？」
「･･･両方です」
「･･･そうか。だったらそれは受け取れねぇな」
「･･･っ」
今泉は唇を噛み締めた。
俺だって、今泉の姫に対する言葉や態度に腹は立ってる。
先輩ならここで許して、勘違いだったなら仕方ないよなと笑顔で答えてやるのがいいんだろう。
･･･けどな、今泉。
お前はまた間違ったんだ。
俺は視線を外さず今泉を見詰めた。
「最初の謝罪は受け入れてやる」
「･･･え？」
「だから、俺に対する態度への謝罪なら、生意気な後輩がついやっちまった態度ってことでちゃんと謝罪を受け入れてやる。けどな。２つ目のは無理だ。あれは俺が言われた言葉でもなければ、傷つけられたのも、泣かされたのも、侮辱されたのも俺じゃない。この意味、分かるよな？」
「･･･っ。はい。明日、ちゃんと謝ります」
「･･･そうか。よし、じゃあもういい！今日はしっかり風呂に入って休めよ！」
「･･･はい。すみませんでした」
困ったように微笑んだ今泉は、頭を下げてから部室を出て行った。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» コメントありがとうございます＾＾不快だなんてとんでもないですよ。こうして読んでくださる方がいるんだと再認識出来て、とても励みになります(*^^*)ありがとうございます♪ (2019年8月13日 19時) (
レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 此方こそ、よろしくです。コメントは数回しかしたことがないので不快な気分にさせてしまうかもしれないのですが(._.) (2019年8月13日 16時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» 1期に続いて２期も感想頂けるなんて感激です＾＾狂喜乱舞という表現にとてもテンションが上がっております。今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします＾＾ (2019年8月13日 4時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 心が...狂喜乱舞しました。もう、本当に...最っ高です！ (2019年8月13日 3時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - YAMASAさん» 感想ありがとうございます＾＾舞台版も面白いですよね。応援ありがとうございます♪頑張りますね！ (2018年11月4日 5時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2018年10月29日 21時
