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「っ！お、おいっ！！姫っ！？ちょ、おいっ。金城っ！大丈夫なのか！？動かなくなっちまったぞ！なあっ。巻島ぁっ！」
「･･･ああ。補給は大事だとあれだけ言っておいたのにな。限界を超えたんだろう･･･」
浅く荒い呼吸をしたまま気を失った姫の閉じられた目尻からポロポロと涙が零れ落ちている。
俺は、静かに立ち竦んで姫を見ていた今泉に言った。
「･･･これでも、お前は間違っていないと言えるのか･･･？今泉」
「･･･っ」
「もういい。手嶋。今泉ももう理解している。・・・二部を開始する。手嶋、青八木。姫を送っていき、1人は練習に戻れ。どちらか1人は残れ。後で様子を見に行く」
「「･･･はいっ」」
姫を田所さんから託されて、俺は姫を昨日のように送り届けることになった。
まだチラホラと下校する生徒の好奇の視線に苛立ちが募る。
青八木は途中の自販機でスポーツドリンクを数本買ってから俺にすぐ追いついてきた。
姫のマンションに入ると相変わらず片付いている。
疲れて寝るためだけに帰ってくるだけの空間。
そんな印象が強かった。
しっとりと湿ったＴシャツのままだと風邪をひいてしまいそうだと思ったけど、さすがに着替えさせるのはまずいと思う。
そう思って俺の着替え用のＴシャツを持ってきて正解だった。
そのまま俺のシャツを着せてやるとブカブカで余計に華奢に見える。
ごめんな。姫。それで我慢してくれ。
ベッドに下ろすと、昨日とは違って力無く姫の体はベッドに浅く沈んだ。
「青八木。俺がついていてやりたい気持ちはあるが･･･頼めるか？」
「･･･分かった」
「･･･なぁ。青八木･･･。なんか、悔しいな」
「･･･うん」
ポツリと会話を交わしてから、俺は部活に戻ると今泉は既に練習を再開していて、いつもの無表情だった。
練習を終えると田所さんは、いつもならこの時間には食べきっているはずのでかいサンドイッチを金城さんに預けた。
「姫はレタスとハムの田所特製サンドがお気に入りだ！見舞いだ。持ってけ」
･･･いや、姫は断らないだけで、本当はいつもいっぱいいっぱいになりながら食べているけど･･･。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» コメントありがとうございます＾＾不快だなんてとんでもないですよ。こうして読んでくださる方がいるんだと再認識出来て、とても励みになります(*^^*)ありがとうございます♪ (2019年8月13日 19時) (
レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 此方こそ、よろしくです。コメントは数回しかしたことがないので不快な気分にさせてしまうかもしれないのですが(._.) (2019年8月13日 16時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» 1期に続いて２期も感想頂けるなんて感激です＾＾狂喜乱舞という表現にとてもテンションが上がっております。今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします＾＾ (2019年8月13日 4時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 心が...狂喜乱舞しました。もう、本当に...最っ高です！ (2019年8月13日 3時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - YAMASAさん» 感想ありがとうございます＾＾舞台版も面白いですよね。応援ありがとうございます♪頑張りますね！ (2018年11月4日 5時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2018年10月29日 21時
