【REBORN!!】天然系誘惑型風紀委員長と僕。【雲雀恭弥】はいすくーる！ (ページ34)

今日:18 hit、昨日:0 hit、合計:12,962 hit

琴「今日、50階建てのビルから委員長にものすごくいい笑顔で突き飛ばされた夢を見たわ！！可愛いけど突き落とされたのは不本意((以下略」草「夢かよ。26話です。」ページ34

～～～～

貴女side

貴『ほわ～、広いねぇ。』

琴「…ええ、凄いです……。」

まさかこんな豪邸だとは。

豪邸、っていうより、宮廷みたい。

お姫様がいても可笑しくないよ。

なんて、子供みたいな事が頭に浮かぶ。

貴『………あ、いた！苺せんぱーいっ！……わっ！？』

平常心、平常心……って思ってたら、高いヒールで思いきりつまづいた。

倒れる、と思ったら、きゅっ、と腰が抱き抱えられる。

雲「………軽いね。もっと警戒して。」

貴『……あ、ありがとう……。』

警戒しているような目できょーやくんに見られて、ちょっとだけ怖かった。

貴『……苺先輩！こんばんは！』

苺「……ん、こんばんは～。」

ひらひらと手をふる偽物。

[作戦、開始。]

耳元から電子音が聞こえる。どうやら、ピアスにもスピーカーがついているらしい。

苺「あっはっは！そんな緊張しなくても、大丈夫大丈夫！！」

って、にこにこ笑ってる。

貴『……そうですよね……。』

苺「まったく、Aちゃんはいつもそうね～。」

貴『………はい。』

びくびくしながら答えていると、突然偽物の声色が変わった。

苺「………嘘つき。」

キ「……A、危ない！」

キオちゃんが、ヒールとドレスを身に付けていないかのように、ふわりと飛んで私を抱いて回避する。

苺「……あはは、よく見えたね。ほんと、あんたら何者？」

キ「……ただの女子高生です、よっ！」

私を抱き抱えたまま、キオちゃんは安全地帯に飛び退く。

琴「………私だって、その辺のリング程度、扱えます！」

リング(多分雨の属性)を、匣に押し付けると、彼女の周りにキーボードのような鍵盤が大量に出現する。

琴「……お手合わせ願います、先輩！」

そう琴音ちゃんが叫んだ瞬間、鍵盤が勝手に弾かれていく。

琴「……B班、出発！」

その合図と共に、キオちゃんときょーやくん、そしてキオちゃんに抱き抱えられたままの私は、敵のアジトに向かって走り出す。

暗い森の中を、三人で進んでいる。

いつもは一人だから怖いけど、今日は不思議と怖くなかった。

～～～

眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い←