�� ページ37
あれから1週間
確かに俺は舐めていたかもしれない
久々知の異常な豆腐への執着と他者へも同じように布教する豆腐愛を
竹谷の言う通り豆腐地獄が始まり、それは1週間経っても終わることはなかった
「A〜！今日は揚げ出し豆腐だよ〜！」
『もういらねえって昨日も言ったよな！？』
「まあそう言わずに〜」
俺は逃げては捕まり食わされ、逃げては捕まり食わされを繰り返していた
これが地獄か
こんなとこでい組の優秀さ出してきやがって腹立つな
にしてももう1週間だ
俺だってもうはらわたが煮え繰り返りそうなくらい鬱陶しく思っている
他の4人はもう巻き込まれたくないと助けの手を差し伸べるどころか関わってくる様子もない
俺が何とか久々知に灸を据えなければならない
2週間目に突入するのだけは勘弁だ
俺は逃げる足を止めて追いかけてくる豆腐…じゃなくて久々知に向き合った
突然立ち止まった俺を不審に思ったのか久々知も足を止める
皿の上の豆腐料理は落ちることはない
さすが豆腐小僧、日頃から豆腐を持ち歩くだけはあるな
「どうしたの？素直に食べてくれる気になった？」
パァァァっと顔を明るくさせる久々知だがお門違いだ
『いいや、違う』
俺はザッと久々知の方へ足を踏み出した
俺の異様な雰囲気に嫌な予感を感じたのか久々知は一歩後ずさる
「な、なんだ？」
『…久々知、豆腐に罪はないが、俺はこの地獄を終わらせなければならない』
「じ、地獄？」
『その豆腐寄越せ、塵にしてやる』
「ち、塵！？豆腐になんてことを！！」
『いいから寄越せ！！』
足を踏み込み走り出すと久々知は方向転換して逃げ出した
先ほどとは立場が逆である
俺は豆腐を塵にすべく追いかけそれを守るために久々知は逃げる
別に逃げ出したのだからわざわざ追いかける必要はないのだが、俺の本気を味わせなければならない
今後俺に豆腐を勧めようなんて思えないくらいのトラウマ植えつけてやる…！
「やめてよぉ！追いかけてくるなぁ！」
『てめぇ散々俺らのこと追い回しときながらよく言うなぁ！』
「だってぇ〜！豆腐食べてほしくて！！」
『限度を知れ！！』
わーわーぎゃーぎゃー騒ぎながら追いかけっこをするも流石い組
簡単には捕まえられないか…
〜ﾌﾟﾁ設定〜
A
沸点低いかもな、いや1週間我慢したんだったらまだマシか？
プッツンした後は気がすむまで怒り散らす
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朋香(プロフ) - AirMacyarさん» コメントありがとうございます！めっちゃ嬉しいです！！🥹五年生になるまでは確実に続きますので…！お待ちを…！ (10月14日 0時) (
レス) id: ec537b3781 (このIDを非表示/違反報告)
AirMacyar(プロフ) - こんな完璧に性癖貫かれたの初めてです！！5年ズと後輩ﾁｬﾝで扱いの差があるのとかまーーじで良すぎます。。こんな素敵な小説作って頂けて感謝しかない。。 (10月13日 22時) (レス) @page13 id: edca5bc00e (このIDを非表示/違反報告)
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