�� ページ10
互いに引かずピリピリとした空気が流れて
周りにいる奴らがざわめき出した頃
久々知がやってきた
「Aどうしたの？」
『久々知、いいところに。お前もうペアは組んだか？こいつい組の綾部喜八郎ってやつなんだが一緒にどうだ？』
「綾部くん？」
「僕はA先輩がいいんです！」
そういうと綾部は俺の後ろに回って久々知から隠れた
なんだよもう
「あんなに気を落としていた割に懐かれているじゃないか」
『懐かれてるか？これ』
「別に懐いてませんけど」
『ほらな？良い様に使われたくないんだが』
「素直じゃないだけだよ。Aもそうじゃないか」
『お前言うようになったな』
ごちゃごちゃやっていると木下先生がいらした
「そこまだ決めてないのか！！」
「いいえ、僕はもう決まってます！」
『は！？久々知お前何しにきたんだよ！』
「ごめんねっA！」
『このやろう…』
「じゃあAと喜八郎がペアか。よしこれで全員決まったな」
『いやちょっ、木下先生！！？』
木下先生はこちらに耳を貸すことなく前に戻っていった
結局綾部とペアになってしまった
「よろしくお願いしますね、A先輩」
『…仕方なくだからな』
この綾部は生意気なだけでなく表情が変わらない
扱いに困るというか
こういうのらりくらりとしたやつは合同任務とか向いてないんじゃないか？
「本日の実習内容は裏山スタンプラリーだ」
「「裏山スタンプラリー？」」
「裏山から裏裏裏山まで、指定された通過地点に置かれたスタンプを押して忍術学園に帰ってくる。各通過地点にはスタンプ台と我々教師が待機している」
「先生ー！通過地点といわれても広すぎて迷子になってしまうと思いまーす！」
尾浜が手を上げて指摘する
確かに、一概に通過地点と言われても裏山は広すぎて正確な位置まではわからないだろう
「わかっている。ということでそれぞれ一枚ずつ地図を用意した」
前から地図が回ってくる
裏山の手描き地図だ
「次の地図は裏山の通過地点にある。この地図を参考に一、二年協力して忍術学園まで戻ってくるのだ。ほかに質問は？」
綾部は理解できただろうかと横を向くと首をカクカクと揺らして船を漕いでいたので後頭部を軽くどつく
ハッと目を覚まして恨みがましそうにこちらを睨んだ
どつかれたくなきゃしっかり話聞いとけ
〜ﾌﾟﾁ設定〜
懐かれてるなと言われ悪い気はしなかった
久々知から隠れた時に絆されそうになったのは内緒
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朋香(プロフ) - 空さん» コメントありがとうございます！更新がんばりましょう！この界隈が盛り上がりますように！☺️ (9月10日 19時) (
レス) id: 3e80e4ecfe (このIDを非表示/違反報告)
空 - 面白いです。お互い更新頑張りましょう (9月9日 13時) (レス) id: ffd33a398f (このIDを非表示/違反報告)
朋香(プロフ) - モブさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです☺️今後も長編の予定なので気を長くして待っていただけると幸いです😌 (9月8日 9時) (レス) id: ec537b3781 (このIDを非表示/違反報告)
モブ(プロフ) - 楽しく読ませていただいております。今後も無理せずに頑張ってください、楽しみにしています。 (9月8日 7時) (レス) @page41 id: fca6a78eec (このIDを非表示/違反報告)
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