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「ではもう大丈夫なんだな？」
『薬も飲んだので、あとは胃に優しいものを食べて水分を取れば元通り元気になるでしょう』
「よくやった。私はこのことを学園長先生へと伝えるため忍術学園へ戻るが、お前はどうする？」
だから着替えていらっしゃったのか
どうすると言われても
『服薬後の経過を見なければいけないので明日までは金楽寺に留まります。大したことないと言っても脱水症状が出ているので、ご自分で動けるまでは看病も必要ですから』
「そうだな、わかった。それでは喜八郎も明日連れて帰ってきてくれ」
『…はい？』
「寝ている喜八郎を連れて帰れないから、明日一緒に帰ってくるよう頼んだ」
『起こして連れて帰ってくださいよ』
「だめだ、寝起きの喜八郎を連れていると帰りが遅くなる」
だから急いで行こうとあれだけ言ったのに…！
立花先輩はそれじゃあと言って立ち上がり僧房へと行き、和尚と軽く挨拶をすると門から出て行ってしまわれた
『本当に綾部を置いて行った…』
我儘な人のなんと多いことだろうか
ため息をつきながら綾部を僧房へと運び壁際に寝かせた
余っている布団を借りよう
そして俺も少し眠ろう
今日は本当に疲れた…
翌朝
和尚はいつも朝が早いのか俺よりも先に起きていた
顔色はかなり改善している
食事を温めて出し食べるように促して
和尚が食べている間に綾部を叩き起こす
『おい、起きろ綾部。お前どんなけ寝るつもりだ』
「んぅ〜〜〜」
『ほらしっかりしろ顔を洗いに行くぞ』
「はぁ〜〜〜い…」
フラフラ立ち上がる綾部を引っ張って井戸の前へと連れて行く
ほらほらと顔を洗うように促しているとドンドンと門を叩く音がした
かんぬきを抜き門を開ける
なにやら騒がしい声が聞こえるけど
『えっ潮江文次郎先輩と食満留三郎先輩？』
「「A！」」
『どうして金楽寺へ…』
「俺は実習に行った仙蔵に頼まれて、綾部を迎えに」
「俺はお前を迎えにきた」
『俺ですか？』
「伊作が大層心配していてな。代わりに俺がきた」
『なるほどそういうことでしたか』
和尚のことを2人に説明する
二日酔いかよと2人して呆れた顔をしていた
「おやまあ、先輩方どうしてここにいるんです？」
「綾部、仙蔵が心配していたから代わりに迎えにきたぞ」
「えー別にA先輩がいるからよかったのに」
「お前なぁ！」
失礼なことを言って頬を伸ばされている
〜ﾌﾟﾁ裏話〜
犬猿、もちろん喧嘩しながらきた
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朋香(プロフ) - 空さん» コメントありがとうございます！更新がんばりましょう！この界隈が盛り上がりますように！☺️ (9月10日 19時) (
レス) id: 3e80e4ecfe (このIDを非表示/違反報告)
空 - 面白いです。お互い更新頑張りましょう (9月9日 13時) (レス) id: ffd33a398f (このIDを非表示/違反報告)
朋香(プロフ) - モブさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです☺️今後も長編の予定なので気を長くして待っていただけると幸いです😌 (9月8日 9時) (レス) id: ec537b3781 (このIDを非表示/違反報告)
モブ(プロフ) - 楽しく読ませていただいております。今後も無理せずに頑張ってください、楽しみにしています。 (9月8日 7時) (レス) @page41 id: fca6a78eec (このIDを非表示/違反報告)
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