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ろ組の三人を見送ってしばらく経った
ついにくノ一たちが動き出したらしい
あっちこっちから同学年の悲鳴が聞こえてくる
池に落ちる音や、ぶつけた様な鈍い音、食べ物に何か盛られたのか悲鳴まで聞こえてくる
『やってるな〜』
「Aー！！」
尾浜と久々知がボロボロ半泣きで帰ってきた
はは、愉快、愉快
『おうおう尾浜〜ざまぁないな』
「お前知ってたのかぁー！？」
『当たり前だろ』
うちに何人くノ一いると思ってるんだ
「うぅ…こんなのひどい…」
『油断してるからだよ久々知。こんなもんじゃないぞくノ一の本気は』
「Aに騙されたー！」
「くノ一なんて懲り懲りだ！」
「お前ら帰るぞ！」
他のい組ろ組は組の連中もぞろぞろと戻ってきて文句を言って帰って行った
「A帰らないの？」
「雷蔵、そんな奴放っておけ」
「そんなわけにいかないよ〜」
ボロボロの竹谷を担いでいる鉢屋と不破もずぶ濡れである
『俺はまだ用事が終わっていない』
「何があるっていうんだよ」
俺の隣に尾浜と久々知が腰を下ろした
久々知は未だにヒンヒン泣いている
『個人的な用事だ、お前たち巻き込まれる前に早く帰った方が…』
これ以上はかわいそうだと思った優しい俺の気遣いは間に合わず
後ろからキャイキャイとくノ一の声が聞こえる
『遅かった…』
「なんの話ですか？A」
ギギギと首をブリキの玩具のように動かして声の主を見ると
待ち人であった姉さんがくノ一に囲まれ、ニコリと親しみやすそうな笑みを浮かべて佇んでいた
『イエ、姉さん、お久しぶりデス』
「え、Aのお姉さん！？」
「あのAがカタコトに」
『黙れ尾浜』
「ふふ、楽しそうにやっているみたいで安心しました。あなたたちはAのお友達？」
俺の周りにいる五人に目をやり、余所行きの態度で尋ねる姉さん
こわ、
『いや、別に友達とかじゃ…』
「友達です！」
さっきまでダウンしていた竹谷が勢いよく手を上げてそう言った
目が爛々としている
おま、おまえ〜〜〜！！
『いや、ちが』
「僕らも友達で〜す」
『おい尾浜』
クソだめだこいつら、
こうなったら最後の砦、鉢屋…！
頼むなんとかしてくれ！
鉢屋に訴えかける様に見つめるもニヤリと笑ってシカトしやがった
困ってる俺を見て楽しんでやがるクソ！！！
〜ﾌﾟﾁ裏話〜
鉢屋は池に落とされた雷蔵を助けるために飛び込んでずぶ濡れになった
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朋香(プロフ) - あられさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！更新頑張りますね☺️ (7月6日 14時) (
レス) id: ec537b3781 (このIDを非表示/違反報告)
あられ - めちゃめちゃ好きです！これからも無理せず更新少しずつ頑張ってください! (7月4日 23時) (レス) id: 9c68c0223b (このIDを非表示/違反報告)
朋香(プロフ) - 赤憑さん» 普段ボードの方へ行かないのでお返事遅くなってしましました。詳しくはボードにお返事しておりますので宜しくお願いします！ (6月22日 16時) (レス) id: ec537b3781 (このIDを非表示/違反報告)
赤憑(プロフ) - 詳しいことはボードの方を見ていただきたいのですが、参加型のお誘いをさせていただきたくご連絡させていただきました。朋香様の文章の書き方に惹かれ、ぜひ参加していただきたいと思いお声掛けさせていただきました。 急ではございますが、何卒よろしくお願い致します (6月21日 19時) (レス) id: 805737b448 (このIDを非表示/違反報告)
朋香(プロフ) - 赤憑さん» コメントありがとうございます！励みになります！やっぱり攻め主少ないですよね！？量産しましょう！！皆さまの胸を撃ち抜くような恋愛系に持っていけたらと思います☺️更新頑張ります！ (6月18日 11時) (レス) id: ec537b3781 (このIDを非表示/違反報告)
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