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鉢屋は俺が何をしたいのか理解したようで黙って頷いた
「留三郎、Aが2人に見えるよ…頭を強く撃ちすぎたかな…？」
「いいや伊作、俺も2人に見える」
先輩方のこんな反応を見れるのは新鮮で面白いな
俺はにやけ顔が隠せてないのか、目の前の鉢屋もニヤニヤと笑っている
「『先輩、どっちが本物だと思います？』」
鉢屋が俺に被せてくる
一応声も似せたようだ
流石、変装を得意とするだけあるな
「どちらかが変装ということだな？」
「えー！難しい！どっちだろう…」
先輩方は最近親しくなったから少し難しいかもしれない
たんこぶを忘れて頭を抱えて悩んでいらっしゃる
「強いていうならば…」
食満先輩は鉢屋の肩をぽんと触って
そのあと俺の肩をぽんぽんと叩いた
「…うん。こっちが本物のAだな」
「あっ僕もそう思ったよ」
俺と鉢屋は顔を見合わせて目をパチクリとさせる
『正解です。どうしてわかったんですか？』
「俺はやはり体格だな。Aはガタイがいいから」
「僕も骨格で〜！」
「体格に骨格か…流石にそこまでは寄せれないぞ…肩パッドでも入れるか…？」
『いや、先輩方が特異なだけだと思う』
本気で悩み出した鉢屋を止める
こんな特殊な特徴で当ててくるのこの2人だけだって
「それでそいつは一体なんだ…？」
『その説明は伊作先輩の手当てをしながらでいいですか』
「あ、そうだった、忘れてたよ」
自分で忘れないでください
まあただのたんこぶだったようだから冷やしておけばどうにかなるでしょう
『と、いうわけで、俺の変装をしている一年ろ組の鉢屋三郎です』
「はじめまして」
「君が噂の一年生だったんだね」
「同じ顔の一年がいると聞いてはいたが、まさか変装が得意だったとはな」
やはり鉢屋のことは学園中で噂になっているようだ
そりゃあそうか
「それにしてもお前らしょうもない喧嘩してるな」
「ちょっと留三郎っ」
『いやまぁ、喧嘩というか…』
「ちょっとした実力勝負…のようなものですね」
最早しょうもないということは俺たちも重々理解しているのだ
しかしこれは意地の張り合い
3日後を迎えるまで終わることはない
「勝負か、ならば仕方ないな…」
「文次郎と留三郎みたいだね」
伊作先輩が苦笑するくらいだからきっとロクでもない勝負なのだろう
〜ﾌﾟﾁ裏話〜
伊作は保健室に入室した時点で、保健委員のAを見分けることができてたらいい
怪我人を見る人の目とか
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朋香(プロフ) - あられさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！更新頑張りますね☺️ (7月6日 14時) (
レス) id: ec537b3781 (このIDを非表示/違反報告)
あられ - めちゃめちゃ好きです！これからも無理せず更新少しずつ頑張ってください! (7月4日 23時) (レス) id: 9c68c0223b (このIDを非表示/違反報告)
朋香(プロフ) - 赤憑さん» 普段ボードの方へ行かないのでお返事遅くなってしましました。詳しくはボードにお返事しておりますので宜しくお願いします！ (6月22日 16時) (レス) id: ec537b3781 (このIDを非表示/違反報告)
赤憑(プロフ) - 詳しいことはボードの方を見ていただきたいのですが、参加型のお誘いをさせていただきたくご連絡させていただきました。朋香様の文章の書き方に惹かれ、ぜひ参加していただきたいと思いお声掛けさせていただきました。 急ではございますが、何卒よろしくお願い致します (6月21日 19時) (レス) id: 805737b448 (このIDを非表示/違反報告)
朋香(プロフ) - 赤憑さん» コメントありがとうございます！励みになります！やっぱり攻め主少ないですよね！？量産しましょう！！皆さまの胸を撃ち抜くような恋愛系に持っていけたらと思います☺️更新頑張ります！ (6月18日 11時) (レス) id: ec537b3781 (このIDを非表示/違反報告)
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