�� ページ38
「…っ…ぅ…！」
「おや、起きたか」
包帯の歌を伝授されてしまい、一緒に歌いながら包帯を巻いていたら先輩が目覚められたようだ
包帯の歌ノイローゼになりそうだったから助かった
「あ…保健委員長…！すみません、僕…！」
「気にするな、いつものことじゃないか。それよりどこか痛むところはないか？外傷は見当たらなかったが」
「は、はい！大丈夫です！」
「それならよかった。それじゃあ予定通り一年生とペアで仕事してもらうから挨拶してくれるか？」
「はい！二年は組の善法寺伊作です！よろしくね！」
『一年は組のAAです。よろしくお願いします』
「うん、じゃああとは伊作に任せるから、頑張って」
「はい！」
そう言って保健委員長は保健室を出ていかれた
善法寺先輩はニコニコと笑みを浮かべている
『…あの、』
「なぁに？」
『…いえ、仕事しましょう』
「うん！そうだね！じゃあ薬草を準備しようか！」
そう言って善法寺先輩が立ち上がるのでその後をついていく
保健室の一角に薬草が束で置いてある
「これは保健委員会のみんなで摘みにいった薬草だよ。予算が少ないから、山に摘みに行ってるんだ。栽培もしているけれど、それは今度見せてあげるね」
善法寺先輩はそこへ行くと一部を抱えて部屋の中心に置き、次に薬研を棚から下ろしてきた
「薬研、使ったことはある？」
『少しだけ』
「うんうん、じゃあ早速やってみよう！」
善法寺先輩は薬草の名前と効能なんかを説明しながら薬研ですりつぶしていく
「これはサイハイランっていう薬草の鱗茎を乾燥させておいたやつ！これを粉末状にして、ひびやあかぎれに使うんだ。食堂のおばちゃんがご愛好だよ」
『なるほど』
「それでこっちが〜」
あ、この先輩
俺と似た系統の人だ
イキイキとして話し出した姿を見てそう思った
本当に薬草のこと好きなんだなって俺ならわかる
「Aくんも薬草に詳しいって噂で聞いたんだけどほんと？」
手を止めて期待をこめた目で見られる
そんな風に見つめられると照れるんだけどな
『まぁ…実家が薬屋で…』
「そうなんだ！じゃあ保健委員会はピッタリだね！これから頑張ろうね！」
善法寺先輩は俺の手を取ってブンブンと腕を振った
とてもキラキラした先輩
俺と似た系統ってのはちょっと失礼だったかな
〜ﾌﾟﾁ設定〜
大人びてるのでピュアな人を見ると眩しい
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朋香(プロフ) - あられさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！更新頑張りますね☺️ (7月6日 14時) (
レス) id: ec537b3781 (このIDを非表示/違反報告)
あられ - めちゃめちゃ好きです！これからも無理せず更新少しずつ頑張ってください! (7月4日 23時) (レス) id: 9c68c0223b (このIDを非表示/違反報告)
朋香(プロフ) - 赤憑さん» 普段ボードの方へ行かないのでお返事遅くなってしましました。詳しくはボードにお返事しておりますので宜しくお願いします！ (6月22日 16時) (レス) id: ec537b3781 (このIDを非表示/違反報告)
赤憑(プロフ) - 詳しいことはボードの方を見ていただきたいのですが、参加型のお誘いをさせていただきたくご連絡させていただきました。朋香様の文章の書き方に惹かれ、ぜひ参加していただきたいと思いお声掛けさせていただきました。 急ではございますが、何卒よろしくお願い致します (6月21日 19時) (レス) id: 805737b448 (このIDを非表示/違反報告)
朋香(プロフ) - 赤憑さん» コメントありがとうございます！励みになります！やっぱり攻め主少ないですよね！？量産しましょう！！皆さまの胸を撃ち抜くような恋愛系に持っていけたらと思います☺️更新頑張ります！ (6月18日 11時) (レス) id: ec537b3781 (このIDを非表示/違反報告)
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