�� ページ29
『姉さん、どうしてここに？』
「忍務でね〜この山賊たちの隠れ家を探っていたのだけれど、Aくんたちが襲われててつい手が出ちゃったわ〜」
「え、すみません！お仕事の邪魔してしまって…！」
「いいのよ〜隠れ家の場所なんて教えて貰えば良いだけだから〜」
姉さんは懐から小瓶を取り出して山賊の前に立った
「ねえ〜あなたたち助かりたいでしょう〜？これ解毒剤で〜す。大人しく隠れ家の場所教えてくだされば飲ませてあげますよ〜」
「言う！」
「言うから助けてください！！」
「い、命だけは…！」
「うふふ、ありがとうございま〜す」
姉さんはアジトの場所を聞きだすと小瓶を再び懐へしまった
『あの姉さん、解毒剤は…？』
「いいのいいの〜Aくんは気にしないで〜」
「いやあの、助けていただいた立場で厚かましいですけど…」
「この人たちかわいそうですよ…」
5人が気の毒そうに山賊たちを見ている
俺も同意見だ
隠れ家の情報だけで良いのなら命くらいは助けてあげてもいいと思う
「あらぁ〜みんな優しいのね〜じゃあ、あなたたちに免じて、山賊さんたちに良いこと教えてあげま〜す。あなたたちに打ったのは致死毒ではありません〜！」
「「『え』」」
「ただの体が麻痺するお薬でした〜」
ズコーっと全員がひっくり返る
なんだよ！心配して損した！
「この人たちは依頼人のいる惣村へ連行しないといけないから、殺したりなんかしませ〜ん。うふふ、みんな騙されたわね〜」
「「なんちゅー嘘をつくんだ！」」
「恐車の術よ〜敵を騙すには味方から〜」
姉さんは嬉しそうな笑みを浮かべて山賊たちを縛っている手綱を握る
「そろそろ姉さんは行こうかな〜じゃあね〜Aくん、寂しいでしょうけれどゴールデンウィーク中に一度帰るから、楽しみにしててね〜」
『はあ、お気をつけて…』
「「ありがとうございました！」」
姉さんは山賊を引き摺りながら手を振り去っていった
「…とてもキャラの濃い姉だな、Aくん」
『やめろ鉢屋いじるな』
「いいじゃない、Aくん！」
「新鮮だね〜Aくん」
『くん付けいじりやめろ！』
最後まで口に出さなかったから乗り切れると思ったのに
意地が悪い鉢屋は俺をいじれるチャンスを逃さなかったか…
〜ﾌﾟﾁ設定〜
いつもニコニコしている雪乃
五車の術など人心掌握術系が得意
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朋香(プロフ) - あられさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！更新頑張りますね☺️ (7月6日 14時) (
レス) id: ec537b3781 (このIDを非表示/違反報告)
あられ - めちゃめちゃ好きです！これからも無理せず更新少しずつ頑張ってください! (7月4日 23時) (レス) id: 9c68c0223b (このIDを非表示/違反報告)
朋香(プロフ) - 赤憑さん» 普段ボードの方へ行かないのでお返事遅くなってしましました。詳しくはボードにお返事しておりますので宜しくお願いします！ (6月22日 16時) (レス) id: ec537b3781 (このIDを非表示/違反報告)
赤憑(プロフ) - 詳しいことはボードの方を見ていただきたいのですが、参加型のお誘いをさせていただきたくご連絡させていただきました。朋香様の文章の書き方に惹かれ、ぜひ参加していただきたいと思いお声掛けさせていただきました。 急ではございますが、何卒よろしくお願い致します (6月21日 19時) (レス) id: 805737b448 (このIDを非表示/違反報告)
朋香(プロフ) - 赤憑さん» コメントありがとうございます！励みになります！やっぱり攻め主少ないですよね！？量産しましょう！！皆さまの胸を撃ち抜くような恋愛系に持っていけたらと思います☺️更新頑張ります！ (6月18日 11時) (レス) id: ec537b3781 (このIDを非表示/違反報告)
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