�� ページ12
裏山をこえて裏裏山までやってきた
ここら辺で目的の毒草が生えているのを見かけたので各々注意事項を伝えて摘んでいこうと思う
『いいか？まず手袋を必ずすること。俺たちが摘む毒草は全株有毒…つまり根から花弁まで毒だ。間違っても口の中には入れるなよ』
「流石に食べはしないよ」
『お前らの奇行はまだまだ底知れないからな。万が一口に入れて横で死なれても困る』
「し、死ぬのか…！？」
『モノによればな』
竹谷が不安すぎる
こいつからは目を離さないでおこうか
名前と特徴を伝えて各自に摘んでいってもらう
腕がかぶれるくらいなら塗り薬でどうにかなると踏んで、各々に任せることにした
俺は一番危険なトリカブトを探そう
「あー！！」
『！？どうした！』
竹谷の叫び声が聞こえて急いで駆けつける
「見てくれ！虫が沢山いる！」
「うげぇ、よくそんなに乗せれるなぁ…」
虫と戯れている竹谷と尾浜
こいつら…
『真面目にやれ！』
1発ずつゲンコツを浴びせて真面目にしているだろう久々知と不破のところへ行く
「うーん、これは毒草？摘んでもいいのかな？」
「ヨモギか？」
『それはクサノオウだから摘んでもいいよ。全株有毒だから根ごとお願い』
「わかった！」
さてこれは鉢屋も不安だ
どこにいるかなと辺りを探す
『あ、いた…ん？』
鉢屋が何かをじっと見つめている
目線の先には赤色の果実
木の実か？と思って近づく
鉢屋が徐に手を伸ばしたところでそれの正体がわかった
『鉢屋、まって』
「！なんだ？」
鉢屋の手を掴み、触れるのを止める
『驚いたなあ、こんなところにドクウツギがあるなんて』
「ドクウツギ…毒なのか」
『うん、即効性がある。トリカブトよりもこっちの方が姉さんも喜びそうだ。実だけ摘んでいこう』
ハサミで房ごとに切り落として籠に入れていく
『お手柄だよ鉢屋』
「…そうか」
プイと顔をそらして不破の方へと走り去る
なんだ照れたのか？変なやつ
しばらく他の毒草を集めて集合する
『…うん、これだけあれば十分だ。ありがとな』
「結構楽しかったね」
「いい勉強になったな」
「裏裏山の下見にもなったし」
「虫もいたし！」
それぞれ違うメリットになった様で何よりだ
『気を遣わせて悪いな。そろそろ戻ろう、空の雲行きが怪しい』
〜ﾌﾟﾁ設定〜
創作なので裏山だろうが裏裏山だろうがなんでも生えてる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 133人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朋香(プロフ) - あられさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！更新頑張りますね☺️ (7月6日 14時) (
レス) id: ec537b3781 (このIDを非表示/違反報告)
あられ - めちゃめちゃ好きです！これからも無理せず更新少しずつ頑張ってください! (7月4日 23時) (レス) id: 9c68c0223b (このIDを非表示/違反報告)
朋香(プロフ) - 赤憑さん» 普段ボードの方へ行かないのでお返事遅くなってしましました。詳しくはボードにお返事しておりますので宜しくお願いします！ (6月22日 16時) (レス) id: ec537b3781 (このIDを非表示/違反報告)
赤憑(プロフ) - 詳しいことはボードの方を見ていただきたいのですが、参加型のお誘いをさせていただきたくご連絡させていただきました。朋香様の文章の書き方に惹かれ、ぜひ参加していただきたいと思いお声掛けさせていただきました。 急ではございますが、何卒よろしくお願い致します (6月21日 19時) (レス) id: 805737b448 (このIDを非表示/違反報告)
朋香(プロフ) - 赤憑さん» コメントありがとうございます！励みになります！やっぱり攻め主少ないですよね！？量産しましょう！！皆さまの胸を撃ち抜くような恋愛系に持っていけたらと思います☺️更新頑張ります！ (6月18日 11時) (レス) id: ec537b3781 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
