[ﾜｰﾙﾄﾞﾄﾘｶﾞｰ] 過去に訳ありブラックトリガー持ちのA級フリー少女は… (ページ8)

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昼間は暖かいとは言え、やはり春の冬は寒い。冷たい風の吹くなか、合同任務をしていたA級フリー神谷みきと三輪隊はそれぞれ離れて連絡を取り合いながら三門市の平和を守っていた。

米„みきﾁｬｰﾝ！そっちはどう？„

内部通話で米屋が神谷みきに問いかける。きっとトリオン兵も出ずに暇だったのだろう。

神„何もないわ。もうすぐ終わり。交代なんだから別に連絡しなくても良かったじゃないの。„

いつも道り淡々と。でも、少し鬱陶しさを感じたような声で話す。

実際、何もなく暇をもて余していた神谷だったが、やはり人と話す方が嫌なのだろう。

こんな２人の会話に呆れながら、三輪から連絡が来た。

三„お前たち。余計なことを話していないで合流するぞ。„

余計なことを話していたのは米屋だけだったので、神谷は不満げだったが、何も言わなかった。

次の任務の隊…影浦隊にその場を任せ交代し、神谷と三輪隊は本部に戻った…。