追求66個目 ページ17
グルッペンはAちゃんの目の前に来たかと思うと、急に彼女の手を握り
子供の様な笑みを浮かべながら引っ張り上げた｡
突然の事に彼女は驚きの声を挙げながら､呆然としていた｡
まあ当然やろうな｡
｢ぇ､な､｣
｢これ程の技術力があるのなら､今度私の武器もやってくれないか!｣
｢ぁ､も､勿論です､が､宜しいので?｣
｢構わない､材料は見た通り幾らでもある｡｣
何だその､仲良しの兄妹を見ている気分だ､目をお互い輝かせて｡
懐かしくも感じるその光景を横目に､
何処か胸の奥深くで靄がかかった｡
もや､もや｡
それを掻き消す様に自分の胸ポケットから､新しい煙草を取り出した｡
火を付けてから吸い込み､副流煙をまき散らす｡
すると不思議と先程までの靄は､驚く程に姿を消して｡
安堵すると共に何処かでは後ろめたさをまた､感じてた｡
｢それから､Aには一つ良い知らせがある｡｣
グルッペンの声を聴いて､意識が戻る｡
少し肩が揺れたから隣のトントンが心配そうに此方を見ていた｡
ごめん､と一言だけ告げて､再びグルッペン達の会話に耳を傾けた｡
｢A専用の作業室をやろう!｣
｢は!?｣
目を見開いて驚く彼女は､数秒程経ってから何かに気が付いて､小さく｢すみません｣と謝った｡
でも､此処から見ていても分かる｡
相当嬉しい事だったのだろう｡先程同様､目が輝いてる｡
｢?嫌だったか｣
｢ｴ"ｯいやいやいやいや!!!!そんな事無いです!!!!光栄です!!!｣
｢そうか､それは良かった｣
｢寧ろ､宜しいので､?｣
｢加入祝いだと思ってくれればそれでい､部屋は私直々紹介しよう｡という訳でトントン｣
急に呼ばれたトントンは顔を引き攣らせながら､一歩前へと出た｡
そして腕を組みながら言った｡
｢まさか終わっても居ない書類を俺にやらせる為に､部屋紹介とかするんちゃいますよね?｣
すると､グルッペンの動きに異変があった｡
あからさまに方が大きく揺れ､静かに早足でAちゃんの後ろへ回った｡
Aちゃんは苦笑した｡
流石はトントン勘が鋭いなぁ｡
図星だったみたいや｡
･
本来と少し話変わっててショックなり
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代口 - ゆきさん» 配色についてはあくまでも個人的な創造の一部だったので､其処まで意識しておりませんでした｡指摘されて初めて感じる違和感…しかし今作につきましては､このままの配色で行きたいと思います｡ご理解頂きます様宜しく御願い致します｡ (2018年10月15日 22時) (
レス) id: 56f6e86835 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ん〜。マンちゃが緑でゾムか黄緑じゃないっけ〜。 まぁ、気にしないけどねぇ〜。 (2018年9月4日 23時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - らんちゃ（らんちゃん）のなんか恥ずかしいね。がｸﾞｯ……ｶﾞﾊｯ（吐血&鼻血）だった。可愛い (2018年9月4日 22時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
代口 - ハクさん» うわあああ有難う御座います(; ;)そう言って貰えると本当に嬉しいです…!今後も更新頑張りますので､どうぞ宜しく御願い致します!!! (2018年6月13日 21時) (レス) id: 13ffe3f0cb (このIDを非表示/違反報告)
ハク - うああああああ！すごい作品ですね！話の流れもスラスラしていて最初から読ませて頂きました！終わるまで見続けます頑張ってください(´ω`) (2018年6月7日 20時) (レス) id: 19710dfa66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：代口 | 作成日時：2017年1月29日 23時
