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貴方side
『ところで…なんで私の事招待したんだ?』
月詠「いや、教師になってから久しく会ってなかったなぁと思ってな。」
『…あ?じゃあ特に用事とかある訳じゃないの?』
月詠「まぁ…そういう事になる」
そう言って月詠は申し訳なさそうにすまん、と謝ってきた。
『謝らなくても大丈夫だぞ?…実は、銀八の担当してるクラスメイトが殆ど全員着いてきててな』
月詠「クラスメイトほぼ全員が?なんじゃ、Aは保健医の他に副担任でもやっておったのか?」
『まさか。…まぁ、色々とあって楽しんでるみたいだし。』
月詠「A。」
月詠にゆっくりと名前を呼ばれた。
月詠「お主、随分と角が取れたな。」
『そりゃこの歳くらいにもなればねぇ?ほら、歳相応ってやつよ。』
というか…
『それを言えるのは私だけじゃないだろ?』
そう言って月詠の顔を覗き込む。
月詠「…なんじゃ」
『ツッキーちゃんも随分とまぁ優しくなったと思うぞ?』
月詠「だから…ツッキーちゃん言うなと言っておろう!」
『まーまー、そこはお互いの仲に免じて許してって!ツッキーちゃんて、可愛いと思うけど?』
月詠「かわっ…わっちはそういう事を言ってるのでは無いぞ!この歳でそう呼ばれるのが嫌じゃ!もうわっちも、若い
『なーに言ってんの!まだ私たち20代だし大丈夫だろ?それに…』
月詠「なんじゃ!まだ何かあるのか!」
『私が付けたあだ名なんだし、言ってもいいでしょ?それとも、このあだ名嫌いだったか』
月詠「べ、別に…嫌い、では…ない」
そう言って月詠は顔を赤くした。
『ツッキーちゃんも変わって無いなぁ』
月詠「ど、どこがじゃ!からかうのもいい加減にしなんし!」
『どこがって…そうだな、綺麗なとことか?』
素直じゃない所も、なんて言うのはあえて黙っておいた。
月詠「ふん!」
あ、顔赤くしながらそっぽ向かれた。
『そう言えば…ツッキーちゃんと銀八って知り合いだったんだな。』
月詠「あんなのが知り合いな訳ありんせん!」
『え、そうなの?』
月詠「わっちはあんなのと知り合いなら恥ずかしくて街も歩けんわ!」
『な、何があったの…』
月詠「興味を持つな…」
『いやぁ、そう言われると気になるなあ、なんて』
そう言ってワクワクした目でツッキーちゃんを見ると、ため息をつかれた。
月詠「そんな目で見られたら言うしか無いじゃろう…いいか、あれはある飲み屋に行った時じゃった。」
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三笠(プロフ) - 白いましゅまろさん» トゥンク…運命なのね! (2020年5月1日 16時) (レス) id: 6e23fc5fd8 (このIDを非表示/違反報告)
白いましゅまろ(プロフ) - 三笠さん» 読みやすいと言っていただけて嬉しいです!艦これを知らずに書いてました…やだ、これって運命?トゥンク (2020年5月1日 14時) (レス) id: f0258f2cd2 (このIDを非表示/違反報告)
三笠(プロフ) - 面白いし読みやすいですね!所で、海の藻屑になりたいかァ?てところ私には艦〇れの重雷〇巡洋艦の大〇さんしか思い浮かびません…どうしたら分かるのでしょう (2020年4月30日 22時) (レス) id: 6e23fc5fd8 (このIDを非表示/違反報告)
白いましゅまろ(プロフ) - 那奈さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。久々のコメントでモチベ上がった気がします笑休校やらStayHomeやらで暇な方が多いと思うのでなるべく更新しようかなぁと思っております。お時間ありましたら是非私の他の作品もご覧下さい!!(露骨な宣伝) (2020年4月29日 18時) (レス) id: f0258f2cd2 (このIDを非表示/違反報告)
那奈(プロフ) - 3z好きなので一気に読みました!!高杉とか土方とかもうヤバくて逝きかけました。あれ作文? すいませんちょっとふざけました。更新楽しみにしてます!!頑張ってください!! (2020年4月29日 11時) (レス) id: 4a3fdbf345 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かこのひと | 作成日時:2018年1月14日 19時