謝りに ページ3
Aside
『あーあ。』
誰もいないし、疲れた。
『考えるの、やめよ。』
考える事を、放棄した。
それに、自分は何を忘れていたのかすら分からない。
だが、私は何か・・・
凄く、凄く大切な事を忘れた気がする、
いったい…
何を・・・?
するといきなり扉が勢いよく開かれた。
?
いったい誰だろうか。
??「Aッ!!」
声の主のところを見ると銀髪の男だった。
白衣を着ているから、さしずめ教師だろう。
何故だろう。
名前が分からない。
『あー、どうしました?』
??「!?その言い方、どうしたんだよ」
私は首を傾げた。
??「A・・・?」
『はい?どうしましたか。』
高杉「Aッ!」
この声は...
『晋?』
『どうしたんだ、そんなに息を荒くして...?急ぎ?』
??「ッ、、高杉…。」
この教師と晋は喧嘩中なのだろうか。
高杉「銀、八・・・。」
晋は目を見開いていて驚いていた。
不穏な空気?だろうか。
そんな空気が流れている。
あ、そうだ。
聞きたいことがあったんだ。
『なぁ、晋。』
高杉「どうした?」
『ちょっと、いいか?』
晋にひっそりと、
『この先生の名前が分かんないんだ...』
と言った。
高杉「とりあえず、コイツは坂田銀八だ。適当に話をあわせとけ。」
??「A・・・?どうい、う事だ?」
坂田「まさか、忘れたとか…ない、よな。」
『そ、そんな訳ないじゃないですかー。』
坂田「・・・。」
ま、まずかっただろうか、、、。
坂田「...なあ、総長。」
は?
なんで昔の事…!
『なんで知ってるんだ!?』
高杉「おいA!!」
坂田「やっぱりな・・・!?」
『なぁ、坂田先生、、お前は一体誰なんだ!?』
高杉「Aッ!!」
『私の何を知ってるんだよ!!』
『私の何なんだ!?誰なんだよっ!!』
坂田「ッ___。」
坂田先生は走って出ていった。
『あ、、、。わ、たし。』
『ごめ、、・・・ごめん、な…さ、い。』
高杉「A・・・。」
そう言って、晋は私を抱きしめた。
高杉「すまなかった...俺が悪かったんだ。」
『なんで?なんで、晋が謝るんだよ』
高杉「俺が近づけたからだ・・・」
晋の震えた声。
高杉「だか・・・ら。」
高杉「泣くなよ、お前のせいじゃねぇ」
『え、?』
頬に、人差し指で触れてみると涙が溜まった。
『ほ、んとだ泣いて、、、る』
『な、んで…泣いて、るの、かな』
そんなのも、分かんない。
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三笠(プロフ) - 白いましゅまろさん» トゥンク…運命なのね! (2020年5月1日 16時) (レス) id: 6e23fc5fd8 (このIDを非表示/違反報告)
白いましゅまろ(プロフ) - 三笠さん» 読みやすいと言っていただけて嬉しいです!艦これを知らずに書いてました…やだ、これって運命?トゥンク (2020年5月1日 14時) (レス) id: f0258f2cd2 (このIDを非表示/違反報告)
三笠(プロフ) - 面白いし読みやすいですね!所で、海の藻屑になりたいかァ?てところ私には艦〇れの重雷〇巡洋艦の大〇さんしか思い浮かびません…どうしたら分かるのでしょう (2020年4月30日 22時) (レス) id: 6e23fc5fd8 (このIDを非表示/違反報告)
白いましゅまろ(プロフ) - 那奈さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます。久々のコメントでモチベ上がった気がします笑休校やらStayHomeやらで暇な方が多いと思うのでなるべく更新しようかなぁと思っております。お時間ありましたら是非私の他の作品もご覧下さい!!(露骨な宣伝) (2020年4月29日 18時) (レス) id: f0258f2cd2 (このIDを非表示/違反報告)
那奈(プロフ) - 3z好きなので一気に読みました!!高杉とか土方とかもうヤバくて逝きかけました。あれ作文? すいませんちょっとふざけました。更新楽しみにしてます!!頑張ってください!! (2020年4月29日 11時) (レス) id: 4a3fdbf345 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かこのひと | 作成日時:2018年1月14日 19時