Mafia04 ページ5
「首領、Aさん!1階が突破されました!!」
「そうか、想像以上…!!」
『本当に6人だけなの?』
本拠点は20階建て。
2人がいるのは最上階の一番奥。
『1階に戦力を集中させたのに…』
「まぁまぁ、落ち着け。敵は2階か?」
「はい…しかし、突破されるのも時間の問題かと…」
「俺がさっさと出た方が良いか?」
『いえ、首領が出るならその前に私が…』
バタンッ
扉が雑に開かれる
「に、2階が突破されました…!!」
飛び込んできた部下は頭から血を流し、細い声で言った。
『戦況を教えて?』
「はい…6人です。
桃色のネクタイは後ろで情報の提供、
黄色のネクタイは金属バッドおよび素手で攻撃、
紫色のネクタイは鉤爪のような武器で攻撃、
緑色のネクタイは毒物と思われる気体を操り、
青色のネクタイは狙撃銃を携帯していますが、狭い空間のため使用せず素手で攻撃、
そして赤色…」
その部下は「赤色」を口にした瞬間
涙が溢れ出てきた。
「赤色は、赤色のネクタイは、日本刀を使用し、首をっ…」
「もういい、さがれ」
『辛かったね、ここからは任せて』
「お願いします、仲間の仇をっ…!!」
そこで部下は意識を失った。
『奴らには情けが無いのでしょうね』
「この汚い仕事上、それが基本だ」
『首領は女、子供に弱いですよね』
フィリノアは首領の性格のためもあり、
情けをかけることも少なくなかった。
『私は10階で待機しておきます』
「…もう行くのか?」
『上がってくるまで、時間は長くないでしょう』
首領の目はとても悲しそうだった。
「生きて帰れよ」
『当然です…でも、もし私が破られて「うるさい」…え?』
「生きて帰れと言ったはずだ。いいか、これは命令だ。絶対に戻って来い。」
首領の迫力、声、瞳
全てはまだ諦めていない調子だった。
『…はいっ!!』
その男らしさに彼女は思う。
「やっぱり、かっこいい」と。
「この人に着いてきた私は間違っていなかった」と。
「解れば良い、行って来い」
首領に背中を押されたAは
誰にも見えないよう、静かに涙を流して部屋を出た。
そのころ、既に6人は4階に到着していた。
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こはく - ここまで、この小説読んでみたのですが、面白いし、内容が読んでる人をどんどん引き込んでいくから、最高!こんな小説初めて!最新作楽しみにしています。 (2020年3月25日 21時) (レス) id: a4e8a50c03 (このIDを非表示/違反報告)
名無し40520号(プロフ) - え、なに、え、やばいですかっこよすぎ死にそうです大好きですやばいですメッチャストーリーがタイプすぎます!!!!最新たのしみにしてますあああああああ! (2019年1月11日 1時) (レス) id: 91db3f1e7a (このIDを非表示/違反報告)
爽です。 - 凄い任務の時の夢主ちゃんとおそ松達が凄いカッコ良かったです!更新楽しみにしてます! (2018年9月29日 23時) (レス) id: 77a4c77b8b (このIDを非表示/違反報告)
バニラマイ美 - おそ松兄さんがカッコいいし、任務の時のスリルが凄い! (2018年6月27日 14時) (レス) id: 28cbff60eb (このIDを非表示/違反報告)
芽紅(プロフ) - ここまで読んだんですけどおそ松兄さんがかっこよすぎて泣きました。更新頑張ってください!! (2017年12月10日 9時) (レス) id: f74a647ce4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白姫 | 作成日時:2015年12月30日 17時