検索窓
今日:16 hit、昨日:12 hit、合計:902,018 hit

Mafia17〜過去編〜 ページ19

ユカ「ユカと言います。
新しいお母さんと言われても、戸惑ってしまいますよね…

今はまだお互い何も知りませんが、

いつか私のことをもう1人の母親だと思ってくれると嬉しいな」




名前を聞いた限り、彼女は日本人のようだった。


クリスが小さく頷くと、ユカは嬉しそうに笑った。


その優しい笑みは、リリーにそっくりであった。






しかし、となりの少女は違った。


水色の瞳に肩よりも長い髪。


顔は何処となくユカに似ているが、挨拶は完全に威嚇をしているようだった。







『A…です』




透き通った声は、クリスの全身に響き渡った。





とても冷たい目をしているが、何処か悲しさが感じられた。



この子もきっと、過去に何かあったのでは…?

そうクリスは感じ取った。








パーティーは無事に終わり、メイド達もそれぞれ家に帰っていく時間。



家にはもちろん、フィリノアの名前を持つものだけが残っていた。





コリン「じゃあ、これからはよろしく頼む。ユカ、A」


ユカ「はい、こちらこそ!ほら、Aもちゃんと挨拶」























『私のお父さんは1人だけだし、私に兄なんていない』





彼女から放たれた言葉はとても冷たく、コリンもユカも驚いていた。









クリス「…俺は、新しいお母さんや妹が来てくれて嬉しいけど」






クリスの正直な気持ちだった。





彼女にもそう思って欲しくて…















『…血が繋がってない人なんかと、家族にはなれないんだよ。一生』




それだけ言うと、彼女は席を外し自室へ戻って行った。







ユカ「し、失礼しました…Aの無礼な態度…」



ユカはとても悲しそうに言った。







コリン「とんでもない。彼女は本当にお父さんのことが大好きだったのでしょうね」









2人の会話を聞いてクリスは察した。





Aにも本当の父親はいたんだ。


何らかの理由で、自分の家族の元へ来たんだ。


過去を忘れられないんだ、と。

Mafia18〜過去編〜→←Mafia16〜過去編〜



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (1504 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2326人がお気に入り
設定タグ:おそ松さん , マフィア松 , アニメ   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

こはく - ここまで、この小説読んでみたのですが、面白いし、内容が読んでる人をどんどん引き込んでいくから、最高!こんな小説初めて!最新作楽しみにしています。 (2020年3月25日 21時) (レス) id: a4e8a50c03 (このIDを非表示/違反報告)
名無し40520号(プロフ) - え、なに、え、やばいですかっこよすぎ死にそうです大好きですやばいですメッチャストーリーがタイプすぎます!!!!最新たのしみにしてますあああああああ! (2019年1月11日 1時) (レス) id: 91db3f1e7a (このIDを非表示/違反報告)
爽です。 - 凄い任務の時の夢主ちゃんとおそ松達が凄いカッコ良かったです!更新楽しみにしてます! (2018年9月29日 23時) (レス) id: 77a4c77b8b (このIDを非表示/違反報告)
バニラマイ美 - おそ松兄さんがカッコいいし、任務の時のスリルが凄い! (2018年6月27日 14時) (レス) id: 28cbff60eb (このIDを非表示/違反報告)
芽紅(プロフ) - ここまで読んだんですけどおそ松兄さんがかっこよすぎて泣きました。更新頑張ってください!! (2017年12月10日 9時) (レス) id: f74a647ce4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:白姫 | 作成日時:2015年12月30日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。