緑色の涙は赤黒く【速度松】

７* 溺れる ページ9

sideおそ松




最初からこうするべきだった。
何てあんなにも苛立っていたんだ。頼ってくれないとか、俺が変わってやりたいとと思うならそうするべきだった。

だから、俺の目をチョロ松のものに、変えた。

あの時倒れ混んで目から次々と紅い血を流すチョロ松を見て思ったんだ。
俺は、長男だ。
弟が悲しんでたら、気にして慰める。
チョロ松は弟だ。相棒でー……。

考えるのを止めようと頭をふる。

とにかく、俺は自分のやったことを間違いだとは思えない。
だって約束しただろう。

俺とお前、二人だけの約束。

あれを守ったんだ。
チョロ松の痛みを俺も味わなきゃ駄目なんだ。

なのにさ、なんで。
泣くんだよ。
苦しそうに、辛そうに。

嗚咽が漏れる。汗が涙が止まらないチョロ松を見て、喉が詰まるような感覚に襲われる。


暑い、熱い夏の日の話。

真っ白な床に透明な汗がこぼれ落ちた。

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

短いです…。ごめんなさい

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