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第5話 ページ7

「あ___だめだ…ちょっと構えたらもう腰が…」
「往生際が悪い!!」

戦うとなったらすぐ弱音になるクロ。
やっぱり、怠惰だ。すぐに怠ける方向に行く。

「暴力は何も解決しないぞ。ほらオレ、平和主義だし。」
「お前はただのめんどくさがりだ!!」

『サーヴァンプ…主人(イヴ)と鎖で繋がれているときしか力を発揮できない存在…』

独り言のように僕はつぶやく。
昔見た本に書かれていることがどんどん頭の中にあふれてくる。
それに続いて手品師が言う。

「人間の言うことを聞かなくちゃいけないとかめんどくさそ〜〜」
「いや…そこは案外悪くねーぞ」

このクロの言葉に少しびっくりした。
まさか、吸血鬼が人間を褒めるなんて…

「オレが何したって「こいつがやれって言いましたぁ」って言い訳できるしな
 責任のない人生は最高だ。」
「ふざけんな」

…前言撤回
やっぱり、吸血鬼は人間を利用するだけして殺す存在だ


「サーヴァンプ・・・・?つーか、お前!何で同じ吸血鬼なのに襲ってきたんだよ!?」
「ん〜〜?ボクはお使いできたんだよォ吸血鬼はサーヴァンプの中の誰かから作られてて、
 自分を作ったサーヴァンプに従うことになってる」
『ってことは、君を作ったサーヴァンプが椿で、君にクロを倒せって命令されたんだ』

どうやら、吸血鬼同士で喧嘩が起きているらしい
…その、椿っていう人物も僕と同じで吸血鬼を恨んでるのかな?

そんなことを考えてると、いつの間にか真昼が宙を舞っていた。

『え・・・?』

どうやら、クロが真昼をひっぱった結果らしい。
体勢を整えた真昼とクロが戦闘態勢になる。

「・・・今からオレが何しようがオレに責任はねえ」

ゾクッ
急にさっきとは違うオーラが漂ってきた。
クロだ、クロが本気になったんだ
そう思って真昼たちの方を振り返る。

その先ではクロが手品師の体を引き裂いていた。
手品師の体という体から赤色の雨が降り僕の体に付く。

「クロ…クロ!!もういい…っ」

真昼の声に反応して振り向いたクロの目にはもう光は宿ってなかった。
静かに僕たちを睨む

『な、何なんだよ…』
「もういいよ!そいつ、もう動けない…し。ク…」

クロの睨みに僕は脅えて座り込んでしまう。
そんな僕に対して真昼はまだ、クロに呼び掛けている。…怖くないのかな?

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Alisu - イラストがやばい!やばい!(←語彙力皆無)イケメンww更新頑張って! (2018年7月29日 17時) (レス) id: 0c24298da2 (このIDを非表示/違反報告)
ライラ(プロフ) - ルツさん» ありがとうございます、更新頑張ります!! (2016年12月20日 19時) (レス) id: 7e1ac2f6b8 (このIDを非表示/違反報告)
ルツ - 同感です!!トプ画とても綺麗ですね!更新頑張ってくださいね (2016年11月15日 16時) (レス) id: 0597eeb85c (このIDを非表示/違反報告)
ライラ(プロフ) - はなさん» ありがとうございます。そんな事言われたら描いた甲斐がありました!笑 (2016年9月23日 0時) (レス) id: 7e1ac2f6b8 (このIDを非表示/違反報告)
はな - トプ画素敵ですね!!これかも頑張って下さい〜 (2016年9月17日 11時) (レス) id: 483a42642f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白銀イズ&ライラ x他2人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2014年8月26日 12時

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