【ＳＥＲＶＡＭＰ】巻き込まれ少年と憂鬱な狐【男主】

第２０話 ページ22

文化祭準備


「あっA…明日定例？会議があるらしいんだけど…」ﾎﾞｿｯ

『う…吸血鬼だらけ…』



ぶっちゃけ行きたくない。行ったら死にそう(精神が)。



『うん…行く』

「A顔色悪いぞ？行きたくなかったら別n『行く』お、おう…」

『(いつも通り…)』



桜哉の行動を定期的に観察する。特に変わりが無かった。

フザケたり笑ったり…


「嘘を吐いてるんじゃないのか」って思った。

その疑いだけは消えなかった。


────


『…桜哉って吸血鬼の事、どう思う？』


思い切って聞いてみる。
反応はどうなのかで桜哉が何者なのかが分かる。



「…怖いなーって思うぜ？…夜中に人を殺したり、血を欲したり

…嘘をついて友達の側に居ようとしたり…」ﾎﾞｿｯ


『…えっ？桜哉…？』



桜哉は途中から声が小さく、震えていた。

此方を向いて僕の手を潰す位の力で掴んだ。



「Aは気付いてるのか…？オレが＿＿＿ってこと」



肝心な言葉が聞こえなかった。

だけど疑いが確信へと変わった


『やっぱり…吸血鬼…！』


・


「桜哉、A…？何の話してたんだよ…」

『！？…っまひ、…？』



真昼は僕と桜哉の話を聞いてしまったのか真昼の顔は段々と青ざめていく。

だけど桜哉は笑顔で冗談と言った。僕もそれに合わせた



「なんだ…変な嘘吐くなよ…」



真昼はホッと息をついた


嘘じゃないよ真昼。

本当だよと言いたかった。

だけどそれは二人の絆を裂いてしまう事になる


‐ごめん…真昼‐


もはやどちらが言った言葉かも分からない。



────
…っいやー受験終わりました(血涙)
なので更新させていただきましたー！
更新出来てなかったのにお気に入りなどありがとうございます！

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