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[No side]
翌朝。周囲の情報や、検証も粗方済んだ頃。真選組屯所では会議が行われていた。
近藤「皆、知っていると思うが、昨夜未明、二人の男女の遺体が出た。女性の方はAちゃんが今、死因を探してくれている。」
土方「男の方は、総悟が発見し、逃げ出した際に、誤ってフェンスから転落し、その下にあった鉄の棒が刺さり、それが致命傷となって死亡した。
男が女を殺害し、遺体破棄しようとしていたと考えられる。」
近藤「ひとまず、二人の身分を割り出すことを優先して動いてくれ。以上だ。」
隊士「「「はい!」」」
終了と同時に、ぞろぞろと持ち場に戻り始める隊士たち。部屋に残ったのは、近藤、土方、沖田の三人となった。
沖田「しっかし、Aさんも偉く梃子摺ってるんですねィ。いつもより時間がかかってらァ。」
土方「仕方ねェ。昨日は、俺達の検診日で疲れてんのに呼び出したんだ。」
近藤「そのことなんだがなぁ、トシ。Aちゃんは、ちょっと働きすぎじゃないか?。」
彼女が働きはじめて3ヶ月経つが、未だ彼女に非番はなく、検視官だけでなく女中の手伝いや、月に一度は医者として全隊士の検診を行っている。
土方「まぁ確かにそうだが、あいつが要らねェと言ったんだ。本人が望んでやってんだから、大丈夫だろ。」
沖田「それはどうですかねィ。あーゆー女性は、望んでても口に出さないタイプでさァ。ま、その分俺達がサポートしてやらァいい話ですがねィ。」
近藤「……そうだな。」
ーーコンコン
A「阪口だ。今いいかぃ?」
近藤「あぁ。いいよ。」
スーッと開けられた障子の先には、些か血色の悪いAが立っていた。彼女の服装は、昨日の検視のときのままである。
A「すまないね。遅くなった…。」
土方「別に遅かねぇよ。それで、死因分かったのか。」
A「あぁ。そのことなんだが……。
挿絵4
朝から少し気味悪いの見れるかい?」
そう少し遠慮がちに聞いた彼女に、二人は苦笑いをしながらも頷くしかなかった、、、
挿絵5
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メガネ
ラッキーキャラクター
沖田総悟
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やすは☆(プロフ) - 道化師さん» 道化師様、コメントありがとうございます!なんと!?そのようなコメントは初めてなので、よく分かってないんですが……。リンクが開けないってことですよね?パソコンでご覧頂いてるんでしょうか? (2018年6月17日 13時) (レス) id: 5e3a82e807 (このIDを非表示/違反報告)
道化師 - とても楽しいです!ですが、画像が見れません。どうしたら見れますか (2018年6月16日 19時) (レス) id: 5de8f988fd (このIDを非表示/違反報告)
やすは☆(プロフ) - ゆうゆりさん» すみません!ゆうゆり様!!名前を間違えてました!!すみません! (2018年4月30日 11時) (レス) id: 5a45cb7c40 (このIDを非表示/違反報告)
やすは☆(プロフ) - ゆうゆりさん» ゆりゆり様、ありがとうございます!続編も出してますので、宜しければご覧になってください!そうなんですね!!是非拝見させて頂きます!! (2018年4月30日 11時) (レス) id: 5a45cb7c40 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆり - とても面白いお話ですね。更新楽しみです。 実は私も銀時の小説を書いてるので見てください。「攘夷四天王の女王は真選組総長」という題名です。 (2018年4月29日 16時) (レス) id: b9c6281a96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:やすは☆ | 作成日時:2018年2月11日 21時