【銀魂】真選組で検視官をする女

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［No side］




あのあと、事件の話を一応一般人に公開するわけにはいかなかったので、万事屋には帰っていただいた。もちろん、食べ放題のことは門を出るまで年を押してきたが。




土方「味覚障害を引き起こす実…か。」



A「世の中、そんな代物が簡単に手に入るようになったってことだね。

ま、この実が、ガイシャが水酸化ナトリウムを飲んだ原因だよ。この実食べてりゃ、水酸化ナトリウム飲まされても気づかないさ。」



沖田「じゃあ、ホシはそのミラクルフルーツを購入した奴、加えて、水酸化ナトリウムを手に入れることが出来た奴ってことですねィ。」



A「その通り。……あ、そうそう。」






思い出したよ。と手を打ち、パソコン画面を開いたA。そこには今朝と同じ成分分析の結果グラフが2つ。






A「これ、さっき君たちが持ち帰ってくれたサンプルを分析した結果だよ。」



土方・沖田「「……！」」



A「うん。残念ながら、洗剤に含まれる水酸化ナトリウムと、ガイシャに使われた水酸化ナトリウムは違う物だね。」





今朝見せたグラフは明らかに水酸化ナトリウムだけが秀でた折れ線だった。しかし2つ目の土方たちが持ち帰った、ガイシャの自宅にあった洗剤のグラフは水酸化ナトリウムだけでなく、他の成分も多量に検出されている。





沖田「あーらら。これじゃほとんど１から洗い直しですねィ。」



A「いや、そうでもないよ。」





そう言って横から取り出してきたのは、あのダイイングメッセージ。




土方「それがどうかしたのか？」



A「これ、きちんとダイイングメッセージになってるよ。」





訳のわからない顔の二人。と言っても一方は全く変わらずのポーカーフェイスだ。




A「これ何に書かれてる？」



土方「何って……紙だろ。」



A「そうだね。ここでちょっとした問題だ。


紙を作るとき、最後に漂白をする。そのとき使われる化学薬品はなんでしょうか。」




突然のクイズ出題。しかし、二人ともハッとしたように目を開けた。どうやら、答えが分かったようだ。

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沖田総悟

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