【銀魂】真選組で検視官をする女

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［銀時side］



誰か俺の目の前で散々言ってくるガキを黙らせてくれないだろうか。





神楽「ぶあははは！ぶあははは！銀ちゃん、とことん恋愛運ないアルな！」



新八「か、神楽ちゃん！いくらなんでも笑い過ぎだって。」



税金泥棒のところから万事屋へと帰ってきた俺は、散歩と買い出しに出たガキ共よりも遅かったようで。当然のように報告をさせられたわけだが、バカにされる一方である。

これは自分では収集がつかないと思い、笑いやら全てをシカトしているが、一向に収まりそうにない。

そろそろ、堪忍袋の緒が切れそう。
というときに万事屋に響いたインターホンの音。
その瞬間さっきまで嘲笑っていた神楽は、依頼かと、まだ分かったわけじゃないのに喜んでいる。

新八が玄関の方へ行って、数秒後。リビングの入り口の扉が開き、新八が入ってきて俺に客だ。と言ってきた。
どうやら、本人は玄関に残ったままのようで。

どこかニヤケ顔の新八を横目に、重い腰を上げて玄関先へと向かった。




銀時「……っ、は？」



A「………私の顔見る度に驚いてないかい？」




いや、断じてそのつもりはない。あるかもしれないけどない。というよりは、コイツが俺がわざわざ驚くような登場をしてくるのが原因だ。

何せ、目の前に居るのは、長期休暇中であるはずのA。ゴリラの話じゃ、俺と食べ放題に言った3日後には既に江戸を出ており、明日に帰ってくるという、通算で一週間半の休暇を取っていた。

それなのに、ソイツが今目の前に居るということは、帰ってきたということを同時に伝えており、明日と聞かされていた俺にとっては仰天事である。


当の本人は呑気に、「怖い顔してるのか。」とか「後ろになんか付いてるのか。」とか、挙げ句の果てには俺が女性に苦手意識を持っている。とかほざいてきたので、一蹴しておいた。

未だ人を小馬鹿にしたような目で見てくるソイツに、なんのよーだ。と話を促す。



A「それは、こっちの台詞だよ。」



昼間、屯所に私用で来たらしいじゃないか。と半ば呆れながらにそう口にした。



..



__________え、ちょっと待って、タンマ。



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